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待ちに待った許可書が届きました

昨日,農地転用を申請していた自治体からレターパックが届きました。封を開けると,そこには,待ちに待った農地転用許可書が入っていました。

この案件は,今年の夏の大きな懸案事項でした。無事に許可が下り,ようやく肩の荷が下りました。

農地転用許可申請とは,田や畑などの農地を住宅用地や駐車場,太陽光発電設備用地など,農地以外の用途に使用するための手続きです。農地法第4条や第5条に基づき,転用目的や事業計画,周辺農地への影響などを審査してもらい,許可を受ける必要があります。

ワタシは行政書士として,農地転用許可申請を主力業務の一つにしています。今回の案件はお客さまから依頼を受け,6月に申請したものです。

通常,申請から許可までは1か月半から2か月程度です。普段通り,順調に進めば,8月下旬には許可が下りるはずでした。ところが,待てど暮らせど許可が下りません。農業委員会事務局に問い合わせても,「県から返事がない」とのこと。しばらくして,ようやく県から大量の修正指示が届いたという連絡がありました。

内容を確認すると,これまで他の市町村で申請した際には経験したことのない異様な指摘が並んでいます。しかも,事前に確認できそうな事項も少なくありません。

「今頃になって,何言ってるの?」

「なぜ,今になってこんな指示が出てくるのか」

正直なところ,腹立たしさを感じました。しかし,真っ先に頭に浮かんだのは,お客さまのことです。

お客さまには転用後の事業計画があります。許可が遅れれば,その後の予定にも影響しかねません。ワタシの仕事は,書類を提出して終わりではありません。お客さまの事業が前に進むよう,できる限りの対応をすることです。

お客さまに事情を説明したうえで,修正指示への対応を急ぎました。ところが,その後も指示は続き,内容が二転三転することもありました。中には,その指摘は本当に必要なのだろうかと疑問を感じるものもあり,対応には大変に苦労しました。

もちろん,指摘に納得できない場合に,異議を申し立てるなどの方法がないわけではありません。しかし,それによって許可までの期間がさらに延びてしまえば,お客さまにとって得策とは限りません。

ワタシが優先したのは,一日も早く許可を得ること。そして,お客さまの利益を守ることでした。

そんな中,本当にありがたかったのが,農業委員会事務局の担当者の方々です。県との調整に尽力していただき,ワタシの言い分を代弁してくださることもありました。事務局の皆さんの協力がなければ,ここまでたどり着くのは難しかったと思います。

そして昨日,ようやく念願の許可書が届きました。事務局の方々にもお礼を申し上げ,ワタシにとっても,ようやく一つの大きな懸案事項が片付きました。

今回の案件は,これまで経験したことのない難しい対応の連続でした。思うように進まないもどかしさもありましたが,最後まで粘り強く対応し,許可を得られたことは,ワタシにとって大きな経験になりました。

行政書士の仕事は,法律や制度を理解し,正確な書類を作成するだけではありません。予定どおりに進まない案件でも,関係者と調整しながら,依頼者にとって最善の着地点を探すことも大切な仕事です。

今回の経験を無駄にせず,次の仕事に生かしていきたいと思います。

苦労した分だけ,経験は増える。経験が増えれば,お客さまのお役に立てる場面も増える。そう考えると,今回の一件も,ワタシにとっては決して無駄ではありません。

さて,次の案件は経験を活かし,お客さまのために,よりよい申請を目指します。

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