遺言書の作成と相続手続き
遺言書作成のメリット
- 自分の希望通りに財産を相続人に引き渡せますので、法定相続人以外でも自分の意思で分配することができ、相続争いを防止できます。
（民法により一部制約があります。） - 遺産分割協議を経ずに財産の分割が可能になります。
遺産分割協議は相続人全員の合意が必要になり、一人でも反対する人がいたり、音信不通の相続人がいたりすると遺産分割協議が停止したり遅れてしまうこともあります。 - 遺言書には①自筆証書遺言と②公正証書遺言の２通りがあり、いずれもメリットデメリットがありますが、当事務所としては基本的に公正証書遺言をおすすめしています。
いずれの方法についても遺言状の作成をサポートいたします。
遺言書で行政書士を「遺言執行者」に指定することで、
遺言書執行についての一切をコントロールでき、遺産分割手続きをスムースに行うことができます。
成年後見(任意後見と法定後見）
- 成年後見制度とは、知的障害・精神障害・認知症などによって判断能力が不十分な方々が、
いろいろな契約や手続をする際にお手伝いする制度です。法定後見と任意後見の２種類があります。 - 法定後見制度は家庭裁判所が個別の事案に応じて成年後見等(後見、保佐、補助)を選任して、その権限も法律で定められています。
- 任意後見制度は本人に十分な判断能力があるうちに定めるので、任意後見人になる方や、任意後見人に将来委任する権限を自分で決めることができます。
- いずれの場合も、後見開始の決定後は財産管理（不動産や預貯金などの管理、遺産分割協議などの相続手続など）や身上保護（介護・福祉サービスの利用契約や施設入所・入院の契約締結、履行状況の確認など）の法律行為を成年後見人が支援します。
また、成年後見監督人、任意後見監督人が成年後見人、任意後見人が要支援者のための財産管理や身上保護がきちんと行われているか、第三者的な立場で継続してチェックするので安心です。
クーリング・オフ制度
- クーリング・オフとは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、
契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、
契約を解除したりできる制度です。(解除にあたっての理由は不要です) - 例えば、訪問販売、電話勧誘販売、継続的サービス提供契約（エステ、美容医療、語学教室、家庭教師、学習塾、パソコン教室、結婚相手紹介サービスなど）の場合には8日間、
連鎖取引販売の場合には、20日間のクーリングオフ期間が定められています。 - クーリングオフによる契約解除には理由は不要で、無条件で解除できます。
ただし、書面または電磁的記録(電子メールなど)でする必要があり、基本的に電話でのクーリングオフはできません。
行政書士は、皆さんのクーリング・オフ手続きを代行します。
契約に関わること
- 個人間での物品の売買、不動産の賃貸借、お金の貸し借りなど私たちの日常生活で契約を行うことは多いですが、このような場合はあとで揉め事が起こらないように、
契約書などの形で合意の内容を残しておくことをおすすめします。 - 行政書士は契約締結を代理した上で、これらの書類を作成することができる、権利義務に
関する書類を作成する専門家です。
自動車に関すること
- マイカーや社有車の購入・譲渡・保有にあたっては、自動車登録・名義変更等の手続きが必要です。
- また、新規、移転、変更登録申請には車庫証明が必要となります。
- 行政書士はこれらの申請手続き、車庫証明取得の代行を行うことができます。
海事関係業務
- モーターボートや水上バイクの免許は、正式には「小型船舶操縦士免許」と言われる国家資格です。当事務所ではこれらの免許の申請(更新、失効再交付)手続きを代行します。
また、新たな免許取得のお手伝いを致します。 - 海事代理士試験は，年1回実施されていますが、受験情報がほとんどなく、法令科目が20科目と膨大であり、2次試験では口述試験が課されるなど、合格率が高い割には試験対策に大変骨の折れる試験です。当事務所では、各法令科目の出題傾向を分析し、1次試験、2次試験とも効率的に受験勉強を進めるためのお手伝いを致します。
手紙の代筆
- 最近は、メールやSNSでのやりとりが多くなり、手紙を書く機会が少なくなりました。
加えて時候の挨拶や頭語、結語など面倒なお作法があることでも手紙を書くことを
億劫に感じる方もいらっしゃると思います。
でも、「ここぞ」という時に、心を込めて綴った手紙というのは、受け取った
相手にとっては、なにか、宝物でももらったような特別感があるものです。 - あなたも、日頃お世話になっている方に、ご両親にとっておきの気持ちをしたためたお手紙をお送りしては如何でしょうか。
あなたの相手を思う気持ちを余すことなく表現した手紙を代筆いたします。