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1600mリレー決勝で後輩達から教えてもらったこと

6月12日から15日まで,宮城県で高校総体陸上競技の東北大会が開催されました。

これまでも何度かブログで書いていますが,ワタシは母校の陸上競技部後援会のお手伝いをしています。今年は東北大会が地元・宮城県で開催されるという願ってもない機会でしたので,仕事をやりくりしながら4日間ともスタジアムへ足を運び,母校の後輩たちに声援を送ってきました。

現在はインターネットですぐに競技結果を確認できますので,仕事の合間に結果を見ながら試合会場の宮城スタジアムへ車を走らせ,節目ごとに後輩たちの活躍を見届けてきました。

その結果,男子はリレーを含む2種目で7名が,女子は3種目のべ5名がインターハイ出場を決めてくれました。女子リレーのインターハイ出場こそなりませんでしたが,男女とも大会最終日に行われる「大会の華」とも呼ばれる4×400メートルリレー(1600メートルリレー)の決勝へ進出しました。

ワタシが高校時代に指導を受け,その後,宮城県内の高校で数多くのインターハイ選手を育てた指導者となられた先輩は,よくこう話していました。

本当に強いチームは1600メートルリレーの決勝に残るチームだ。だから,オレたちも県大会の決勝に残れる強いチームになろう

当時のワタシたちにとっては,県大会の決勝進出が大きな目標でした。しかし今の母校は,県大会どころか東北大会で男女とも決勝に進出するチームへと成長しています。

今回の東北大会で,男女とも1600メートルリレー決勝に進出した高校は,母校を含めてわずか2校だけでした。その姿を見ながら,ワタシは心から母校を誇らしく思いました。

今回の大会で特に感心したのは,後輩たちの「諦めない力」です。

県大会終了後,例年どおり東北大会に向けた激励会が開催されました。その時点でのリレーの成績を考えると,インターハイ出場は決して楽観できる状況ではありませんでした。

激励会でコメントしたのは,ワタシが高校時代に指導を受けたその先輩でした。

先輩が後輩たちに伝えたのは二つです。

一つは,「絶対に諦めないこと」。

もう一つは,「インターハイ出場のためにはあと何秒短縮する必要があるのか。そのためには一人ひとりがあと何秒削らなければならないのかを考え,大会まで努力を続けよう」ということでした。

精神論だけではなく,具体的な数字に落とし込み,自分が何をすべきかを明確にする。いかにも先輩らしい,わかりやすい激励だったと思います。

そして後輩たちは,その言葉を見事に実践しました。

男子リレーは最後の最後でインターハイ出場圏内の6位に滑り込みました。女子リレーも頑張ってくれましたが,相手にあと一歩及ばず7位という結果でした。

しかし,ワタシは順位以上に価値のあるものを見たように思います。

客観的には厳しい状況の中でも,具体的な目標を設定し,そこへ向けて最後まで努力を積み重ねる。その姿勢は,むしろワタシの方が後輩たちから教えられたような気がしました。

ワタシたち後援会のモットーは,「金は出すけど口は出さない」です。

だから普段は指導や運営について口を挟むことはありません(そもそも素晴らしい先生に申し分のない指導を受けています)。ですが,今回は,「おめでとう」,そして「お疲れ様。よくやった」と声を掛けてきました。

もちろん,大会は良いことばかりではありませんでした。

高校最後のレースだったにもかかわらず,思いもよらない形で競技を終えることになった選手もいました。見ているこちらが胸を締め付けられるような,理不尽で残酷な結果でした。

しかし,それもまた勝負の世界です。

過去を変えることはできません。変えられるのは今と未来だけです。

後輩達には,今回の悔しさも成功も,これからの人生の糧にして,新たな飛躍へのステップにしてくれればと思います。

4日間,仕事をやりくりしながらの観戦はなかなか大変でした。しかし,それ以上に後輩たちから大きな力をもらいました。

61歳になったワタシですが,後輩たちのひたむきな姿を見ていると,まだまだ頑張ろうという気持ちになります。ワタシ自身も新しい目標を見つけ,高校生たちに負けないくらいの貪欲さで前へ進んでいきたいと思いました。

今年のインターハイは滋賀県で開催されます。多くの選手が遠征することになりますので,後援会としてはこれから寄付金集めで忙しい日々が始まりそうです。うれしい悲鳴を上げながら,後輩たちのさらなる活躍を応援していきたいと思います。

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