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働き続けるという選択,そして残り時間の使い方

ネットを見ていたら,「65歳以上も働く人が多い都道府県ランキング」という記事を見つけました。

https://toyokeizai.net/articles/-/938996

記事によれば,65歳以上の就業者の割合は全国平均25.3%で,おおむね「4人に1人」が働いており,県によって約9ポイント程度の差があるとのことです。上位は福井県30.9%,山梨県30.7%,長野県30.1%,佐賀県28.6%,鹿児島県28.3%と,地方圏・中小都市圏が目立ちます。一方,下位は奈良県21.9%,兵庫県22.4%,大阪府23.0%と,大都市圏やその周辺で相対的に低い傾向が見られます。ちなみにワタシの住む宮城県は41位で23.7%でした。「思ったより低いな」というのが率直な感想です。

この「65歳以上有業率」は,会社員だけでなく自営業や家族従業者も含む指標であり,農業や小規模事業の多さ,健康状態,産業構造,定年後の仕事の受け皿など,さまざまな要因が重なって地域差が生じていると説明されています。

ワタシの父親の時代は,定年退職は55歳でした。それが60歳に引き上げられ,現在ではいったん60歳で区切りを迎えつつも,多くの人が65歳頃までは再雇用という形で働き続けています。年金の受給開始年齢も原則65歳ですから,65歳がリタイアの一つの基準となっていることは理解するものの,「65歳以上の就業率が高い県でも3割程度」という数字には,やはりどこか物足りなさを感じてしまいます。

もっとも,ワタシ自身は「体が動かなくなるまで社会に参画し,現役の職業人として人生を全うする」,つまり「生涯現役」というビジョンを持っています。人は社会と何らかの関わりを持たなければ生きていけない生き物だと思っていますし,働くことは単に収入を得る手段ではなく,社会に「自分の居場所」をつくる行為でもあります。だからこそ,歳をとっても働くことに対して抵抗はまったくありませんし,むしろ,できる限り続けていきたいと考えています。

一方で,60歳を過ぎた今,これまでとは少し違う景色も見えるようになりました。「人生百年時代」とはいえ,体も頭も健康な状態でしっかり働けるのは80歳くらいまでだとすれば,残された時間は思っているほど長くはありません。そう考えると,「何をやるか」だけでなく,「何をやらないか」も大切な選択になってきます。

ワタシはこれからも新しいことに挑戦していきたいと思っていますが,同時に,「イヤなこと」や「イヤな人との付き合い」に時間を使う必要はもうないとも感じています。幸いにも,現在の仕事は非常に充実しており,関わる方々も素晴らしい方ばかりです。この環境で仕事ができていることは,本当に幸せでありがたいことだと思っています。

結局のところ,働くかどうかは年齢で決めるものではなく,「どんなふうに生きたいか」という意思の問題なのだと思います。働き続けるにしても,引退するにしても,大事なのは自分の時間を納得して使えているかどうかです。

幸いなことに,ワタシは行政書士という年齢に縛られず働くことのできる立場です。ただし,ただ長く働くのではなく,「誰と,何のために働くのか」を考えて働くつもりです。そのような働き方が選択できること,本当の意味での「大人の働き方」ができる自分を本当に幸せだと思います。

行政書士という仕事は,相続や遺言など「人生の終盤」に関わる場面も多くありますが,だからこそ,ワタシ自身も「どう生きるか」を考えながら,依頼者の皆様と向き合っていきたいと思っています。

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