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町内会長さんを訪ねてみて思ったこと

ワタシは今年の春から,ボランティアグループを作り,相続や遺言,成年後見など終活に関する「ちょっと困ったこと」を相談できる無料相談会を,高齢者の多い団地などで開催しています。

ありがたいことに,11月にはワタシの地元の市民センターのお祭りで,相談会を開催させていただけることになりました。

せっかくの機会ですから,できるだけ多くの地域の皆さんに知っていただきたい。

そこで相談会のチラシを作り,市民センターや地域包括支援センター,民生委員の方などにお配りするほか,町内会の回覧板にも入れていただくことにしました。

これが,思った以上に大仕事でした。

まず,地域の町内会を統括する団体の会長さんに趣旨を説明し,了解をいただきます。そのうえで各町内会長さんに説明し,チラシをお届けします。

町内会長さんのリストをいただき,この連休を利用して,一軒一軒ならぬ,一人一人の町内会長さんを訪ねて回りました。

事前に電話でアポイントを取り,趣旨を説明してからチラシをお届けします。

残念ながらご不在のこともありましたが,在宅されている場合には名刺をお渡しし,ご挨拶をさせていただきました。

さすがに地域を代表する町内会長さんです。皆さんとても丁寧に対応してくださり,回覧板での周知についても快くお引き受けいただきました。

一方のワタシは,普段あまり走らない地域をカーナビ頼りに右往左往です。

「次の角を右……」と言われて右に曲がったら,車がすれ違えないような細い道だったり、大変な苦労をしました。

それでも何とか予定していた訪問を終え,チラシの配布も無事に完了しました。

確かに手間はかかりましたが,町内会長さんに直接ご挨拶できたことは,大きな収穫でした。

何より,インターネット広告のようにお金を払えば終わり,という話ではありません。自分の足で地域を回り,自分の言葉で趣旨を説明する。その結果として,地域の皆さんに情報を届けていただく。

こういう地道な活動も,地域で仕事をする行政書士には大切なのだと思います。

これで相談会の準備は整いました。

あとは本番までに,ご相談いただいた方に「相談してよかった」と思っていただけるよう,もう一度しっかり知識を磨いておかなければなりません。

無料相談会は,地域の皆さんのお役に立つためのものです。

しかし同時に,ワタシのような駆け出し行政書士にとっては,実際の相談を通じて知識や経験を磨く研鑽の場でもあります。

11月の相談会が今から楽しみです。

それにしても今回,町内会長さんを訪ねて改めて思いました。

行政書士の仕事というのは,法律や書類の知識だけでは務まりません。

電話をして,アポイントを取り,名刺を持って,人に会いに行く。

そして最後は,ちゃんと道に迷わず帰ってくる。

……どうやら行政書士には,法律知識だけでなくカーナビを信じる勇気も必要なようです。

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