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「知り合いが……」と言っていただける仕事

行政書士の営業戦略には,いろいろなパターンがあります。

積極的に営業活動をしたり,お客さまを紹介してくれる業者と提携したり,見積サイトに登録したり,ネットによる集客に力を入れたりする方もいます。

ワタシも,ここには詳しく書きませんが,自身の得意分野を考え,いくつか工夫をしながら仕事をいただいています。

そんな中で嬉しいのが,以前お仕事をさせていただいたお客さまから,再び仕事をいただいたり,別のお客さまを紹介していただいたりすることです。少なくとも,以前の仕事に満足していただけなければ,「もう一度頼もう」とは思わないでしょうし,「知り合いに紹介しよう」とも思わないはずです。

今回も,まさにそんなケースでした。

以前,相続のお手伝いをさせていただいた方から,

「知り合いが,相続のことで……」

と,ご紹介をいただいたのです。

これは本当にありがたいことです。

行政書士の仕事は,完成する書類そのものを見れば,誰が作ってもある程度同じように見えるものもあります。そのため,お客さまからすると「では,誰に頼めばいいの?」となりやすい仕事でもあります。

ワタシは,業務について難しい解説をするホームページを作ったり,派手な宣伝をしたりするのは,どうも性に合いません。

相手の土俵に無理に上がって勝負しても仕方がないと思っています。

そこでワタシが大切にしているのは,お客さまの意向をできるだけ先回りして考えること。不安な気持ちに寄り添うこと。そして,専門用語をなるべく使わず,分かりやすい言葉で説明し,お客さまに安心していただくことです。

これは,35年間のサラリーマン生活の中で身につけた,ワタシなりの自分の強みを活かした仕事のやり方でもあります。

特に,ワタシは「分かりやすい資料を作る「分かりやすく説明する」」ということには,自信を持っています。

ワタシには,難解なホームページも,派手な広告もありません。

それでも,仕事をしたお客さまから,喜んでいただき,新たなお仕事をいただける。ワタシにとっては,こんな嬉しいことはありません。

そう考えると,行政書士の営業で一番大切なのは,営業トークではなく,「あの人に頼んでよかった」と思っていただける仕事をすることだと思います。

結局のところ,ワタシの場合は,35年間のサラリーマン生活で身につけた「人に分かりやすく説明する」という技術を,今になってせっせと再利用しているわけです。

サラリーマン時代の「資産」が,まさか定年後にこんな形で役に立つとは。

人生,何が再利用できるか分からないものですね。

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