月初めの「おひとりさま」訪問
昨日は,月初めの大切な仕事である「おひとりさま」の面会に行ってきました。
現在,ワタシは長期入院されている78歳の女性の生活をお手伝いしています。月が替わると,できるだけ早く病院を訪ね,ご本人の顔を見ながら,必要なお金や頼まれた買い物をお渡しし,お体の調子や近況を伺ってきます。
今月も,にこやかな笑顔を拝見することができ,一安心です。
この方は,もともとお体が不自由だったのですが,長年にわたって生活を支えてこられたご主人が亡くなられたことで,日常生活を支える方がいなくなってしまいました。近くに住んでいるご親族もご高齢で,継続的な支援が難しい状況でした。
そんなご縁から,ワタシがお手伝いをさせていただくことになりました。
現在行っている支援は,「生前事務委任契約」に基づくものです。
これは,判断能力は十分にあるものの,高齢や身体の不自由さなどによって日常生活に支援が必要な方について,財産管理や各種手続き,日常生活に関わるさまざまな事務をお手伝いする契約です。
さらに,将来,認知症などによって判断能力が低下した場合に備えた「任意後見契約」,そして,亡くなられた後の葬儀や納骨,各種手続きなどを行う「死後事務委任契約」も締結しています。
とはいえ,実際の面会では,難しい法律の話ばかりをしているわけではありません。
今回も頼まれた金額の生活費をお渡しし,ご本人がお好きな甘いものを少しお土産に持参しました。
このお手伝いを始めてから,もう1年半ほどになります。最近では,事務的な話だけではなく,日常の出来事などについても話が盛り上がるようになりました。
また,今回は,通常のお話しの他に,暑さが和らぐ10月に予定しているご主人のお墓参りについて,具体的な日程やスケジュールを打ち合わせしました。
また,必要な買い物については,ワタシが大きな画面のタブレットを持参し,ご本人に欲しいものを選んでいただき,その場で確認して購入する方法も始めました。
この方法なら間違いがありませんし,ご本人も「自分の欲しいもの」がすぐに確認できます。なかなか好評です。
面会して直接お話をするという仕事は,実にアナログです。
一方で,仕事についてはデジタル的な便利なものをどんどん取り入れて,できるだけご本人には快適に,便利に暮らしていただきたいと思っています。
ワタシにとって,月初めのこの面会は,単なる生活支援ではありません。
契約書に込められた「安心」を,毎月少しずつ形にしていくことです。
行政書士という仕事は,書類を作って終わりではありません。
その書類の先にいる「人」の暮らしを支えることもあります。
今回の面会でも,お墓参りの予定を含め,いろいろな話をしてきました。
月に一度の「おひとりさま」との大切な時間。
来月,またあのステキな笑顔にお会いできるのが楽しみです。

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