清潔な身だしなみは,仕事の「第0次関門」
昨日は,とあるアパレルメーカーのバーゲンに行ってきました。
このバーゲンは3か月ごと,年4回開催されるイベントで,このメーカーが扱っているいくつかのブランドの衣類が,市価よりかなり安く販売されます。ワタシは主に仕事で着る衣類を買うため,このバーゲンには欠かさず足を運んでいます。
以前も書いたことがありますが,ワタシはそれほどファッションや着るものに頓着するタイプではありません。
サラリーマン時代も,バーゲンセールで買った背広やワイシャツを何年も,ヨレヨレになるまで着続けていました。プライベートの服も同じで,気に入ったシャツがあれば,何年でも着ていました。
ところが,独立して一人で仕事をするようになってから,少し考え方が変わりました。きちんとした清潔な身だしなみは,仕事をする上での「第0次関門」だと思うようになったのです。ワタシたち一人で仕事をする士業にとって,お客さまから依頼された仕事をきちんと仕上げるのは,当然のことです。
しかし,その前に,初めてお客さまとお会いしたとき,「この人なら相談しても大丈夫そうだ」と思っていただく必要があります。
そのためには,専門知識や経験だけではなく,清潔感のある服装や身だしなみも大切です。
会社員であれば,会社の看板が自分を支えてくれる部分があります。しかし,独立して仕事をしているワタシには,会社の看板はありません。だからこそ,ワタシ自身が看板です。
もちろん,高価な服を着る必要はありません。ブランド品で身を固める必要もありません。大切なのは,清潔できちんとしていること。そして,お客さまの前に立つ人間として,最低限の礼儀をわきまえていることだと思っています。
実際,服装を少し意識するようになると,自分自身の気持ちも変わります。
新しいシャツに袖を通すと,それだけで少し背筋が伸びます。いつもの仕事でも,どこか新鮮な気持ちでお客さまと接することができます。
「服装なんて仕事の本質ではない」と言われれば,そのとおりです。
でも,仕事の本質ではないからこそ,仕事を始める前の「第0次関門」なのだと思います。
さて,こういったバーゲンは,まさに「早い者勝ち」です。
お買い得な商品を手に入れるためには,初日の午前中に行くのが鉄則です。ワタシもかなり前から予定を確保し,今回も開店時間に合わせて会場へ向かいました。
そして今回購入したのは,ワイシャツとネクタイを数点。それから,カジュアルな服装にも合わせやすい夏物のジャケットを2点です。
いずれも市価の半額以下。
これは,かなりありがたいお値段です。
これからしばらくは,今回購入した服を身につけて,お客さまのところへ伺うことになります。
新しい服を着ると,気持ちも少し新しくなる。
そして,気持ちが新しくなれば,仕事にも新しい気持ちで向き合える。
そう考えると,年4回のこのバーゲンは,ワタシにとって単なる買い物ではなく,仕事への気持ちをリセットする小さなイベントなのかもしれません。
もっとも,今回買ったジャケットを見ながら妻から一言。
「それ,去年買ったジャケットと,ほとんど同じじゃない?」
……。
どうやらワタシの場合,「身だしなみを整える」ことより先に,「自分が何を持っているのかを把握する」ことのほうが,第0次関門だったようです。
でも真新しい服を身につけて,お客さまと向かい合うのはとても気持ちの良いことです。

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