完全休養の初日はプロフェッショナルらしいオフになりました。
完全休養の初日,宮城県行政書士会青葉支部が主催するAI関連の研修会に参加してきました。
テーマは「士業のためのAI講座(初級)~安全な情報整理と資料作成~」です。外部からセールスライターの講師を招いての研修会でした。
ワタシは以前から,利用したいと思いながらも,いまひとつ上手く使いこなせていなかった「NotebookLM」について学べるということで,まさに「渡りに船」とばかりに申し込んでいたものです。
「完全休養」と言いながら,初日から研修会です。でも,あくまでもこれは自己啓発。休暇なんです。
研修は「初級」ということで,最初はAIに入力してはいけない機微情報についての説明など,基本的な内容から始まりました。
しかし,ChatGPTの具体的な活用方法や,そこからNotebookLMにつなげて資料を整理していく方法などを実際に教えてもらうと,「ああ,こういうふうに使うのか」と具体的なイメージがつかめてきました。
しかも,手元のパソコンを使って実際に操作してみます。
やはり,聞いているだけなのと,自分で操作してみるのとでは大違いです。
また,「壁打ち」と呼ばれる,ChatGPTと何度も対話を繰り返しながら考えを整理し,資料を作り上げていく方法も紹介されました。
これまでワタシは,ChatGPTを「質問すれば答えてくれるもの」として使うことが多かったのですが,対話を重ねながら自分の考えを整理する道具として使うという発想は,なかなか新鮮でした。
「なるほど,こういう使い方があるのか」
実際にやってみることで,AIに対する理解が一段深まったように思います。
一方で,講師の方が繰り返し強調していたこともあります。
それは,資料を作るのはあくまでも本人であり,AIは補助役にすぎないということです。
AIは非常に便利です。文章をまとめたり,情報を整理したり,アイデアを出したりする作業を,驚くほど速く処理してくれます。しかし,AIが出してくる情報がすべて正しいとは限りません。時には,いかにも本当らしい「絶妙なウソ」をつくことがあります。
そのため,AIを使って作成した資料を人に見せたり,業務で使用したりするときには,最後は必ず人間が内容を確認しなければなりません。
これは,行政書士の仕事でも非常に重要なことだと思います。
行政書士の仕事は,単に書類を作れば終わりというものではありません。
お客さまから事情を聞き,必要な情報を整理し,関係する法令や制度を確認し,その内容を踏まえて書類を作成しなければなりません。
AIに手伝ってもらうことはできても,最終的に「これで大丈夫」と判断する責任までAIに任せることはできません。AIは優秀な補助者です。しかし,行政書士そのものにはなれないのです。AIよって,士業は職を奪われるという指摘もよく耳にします。しかし,行政書士が考えるべきは,仕事を奪われるかどうかを心配するよりも,AIを上手に使い,AIよりも質の高いアウトプットを出せる行政書士になることを目指すべきなのだと思います。
今回の研修で,そんなことを改めて感じました。
完全休養の初日。本来ならば,のんびり過ごすはずの日でした。
ところが,結局ワタシは,休養初日から行政書士の研修を受けてしまいました。
でも,日頃からモヤモヤしていたことが解消できた精神衛生上非常にすっきりとした休養にもなりました。
完全休養の初日は、「仕事を忘れる」とはいきませんでしたが,いかにもプロフェッショナルらしいオフになりました。

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