器選びは,料理も仕事も同じなのかもしれません
この週末,地元で開催された「全国やきものフェアinみやぎ2026」に,妻と一緒に出かけてきました。
全国の窯元が一堂に会するこのイベントは,毎年楽しみにしている恒例行事です。会場には,全国各地から集まった個性豊かな焼き物がずらりと並び,焼き物好きにはたまらない空間が広がっていました。
このブログでも何度か書いていますが,ワタシは料理が趣味です。
そのため,料理そのものはもちろんですが,料理を引き立てる「器」にも強い関心があります。毎年この会場を歩きながら,「この皿に鮨を盛り付けてみたい」「この鉢に煮物を盛り付けてみたい」などと,自分が作る料理を思い浮かべながら器を選ぶ時間が,何よりの楽しみです。
もっとも,器を買うときには,自分なりのルールがあります。
一つ目は,あらかじめ予算を決めて,その範囲で楽しむこと。
そして二つ目は,「これだ!」と心から思える器だけを買うことです。
料理を始めてから長い年月が経ち,気が付けば自宅にはかなりの数の器があります。同じような雰囲気のものや,出番の少ない器まで買ってしまうと,収納場所にも困りますし,結局使わないままになってしまいます。
以前は,「これも欲しい,あれも欲しい」と目移りしていましたが,今では本当に気に入ったものだけを迎え入れるようになりました。年齢を重ねたせいなのか,それとも少しだけ見る目が養われたのかもしれません。
今年も会場は大盛況でした。
まずは,毎年出店され,招待状まで送ってくださる窯元を訪ねました。ワタシが大好きな「織部」を焼かれる窯元で,今年も魅力的な作品が数多く並んでいました。
その中から,今年も「これだ!」と思える一枚を厳選して購入しました。
その後も会場をゆっくり歩きながら,いくつか心惹かれる器と出会い,今年も満足のいく買い物ができました。
ワタシは,どちらかと言えば,素材感を生かした少し無骨な器や,飾り過ぎないシンプルなデザインが好みです。
織部や信楽焼には,そんな魅力があります。一方で,華やかな絵柄の器は,ワタシの素朴な家庭料理では,少し器の存在感が勝ってしまうような気がして,あまり選びません。
ただし,九谷焼だけは別です。
石川県を代表する九谷焼の鮮やかな色彩や繊細な絵付けは,眺めているだけでも楽しく,伝統的な作品はもちろん,現代的なデザインの作品にも魅力があります。特に小皿は使い勝手も良く,少しずつ集める楽しみがあります。
こうしてお気に入りの器が増えると,「次は何を作ろうかな」と料理への意欲まで湧いてきます。
料理は,器まで含めて一つの作品なのだと,改めて感じた一日でした。
そして,この「本当に気に入ったものだけを選ぶ」という考え方は,行政書士の仕事にもどこか通じるように思います。
書類も,必要な情報をただ並べれば良いわけではありません。依頼者にとって本当に必要なものを見極め,無駄を省き,分かりやすく,美しく仕上げることが大切です。
そんなことを考えながら,今年買った新しい器に,最初は何を盛り付けようかと,今から楽しみにしています。

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