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真夏の現地調査で感じた,農地を守る責任

梅雨の晴れ間となった昨日,農地転用申請を行っている土地について,自治体の農業委員会による現地調査があり,ワタシも立ち会ってきました。

それにしても昨日は本当に暑い一日でした。車から外へ出た瞬間に,むっとした熱気に包まれ,一気に汗が噴き出してきます。おそらく気温は30度を超えていたと思います。

ワタシは最近まで知らなかったのですが,気象庁では最高気温が40度以上となった日を「酷暑日」と呼ぶそうです。40度という数字は,仙台で暮らしていると,なかなか実感が湧きません。比較的涼しい気候に慣れている身としては,そんな暑さだけは勘弁してほしいものです。

今回の申請先の自治体では,これまで何件か農地転用のお手伝いをさせていただいており,現地調査に来られた農業委員の方とも何度かお会いしています。とても物静かで温厚な方ですが,農業や農地を守ることに対しては強い責任感をお持ちで,毎回,丁寧に現地を確認されます。

今回も,転用後の排水の流れや周辺農地への影響,土地利用の方法などについて,一つひとつ確認が行われました。その質問は決して意地悪なものではありません。地域の農地を守る立場として,本当に必要なことを真剣に確認されているからこその質問だと感じます。

そのため,ワタシも事実関係を正確に,そして簡潔にお伝えすることを心掛けています。ワタシは、申請者の「代理人」という立場ではありますが,客観的な事実をお伝えし,農業委員会に適切に判断していただくことが大切だからです。

今回は2か所の現地調査を行っていただきましたが,全体としては「特に問題はないでしょう」という印象を持っていただけたように感じました。もちろん,最終的な判断は、今後行われる自治体の農業委員会の審査を経て決まることになります。

以前にもこのブログで書いたことがありますが,農地転用は,どんな農地でも自由に認められるものではありません。本来,農地は農地として守ることが原則であり,転用は地域の事情や必要性を踏まえた上で,例外的に認められる制度です。

だからこそ,行政書士としては,申請書類を作成するだけが仕事ではありません。制度の趣旨を理解し,申請されるお客さまと十分に連携しながら,元々の地権者の方や周辺の皆様にご迷惑をお掛けしない計画となるよう,丁寧に確認を重ねていくことが何より大切だと考えています。

暑い中での現地調査でしたが,無事に終わってひと安心。夜に飲んだ一杯のビールは,格別のおいしさでした。

もちろん,行政書士の仕事はビールをおいしく飲むためにあるわけではありません。しかし,現地を歩き,汗をかき,関係者の皆様と真剣に向き合った一日の終わりだからこそ,あの一杯がおいしく感じられたのだと思います。

昨日の現地調査では,農業委員の方々の真摯な姿勢に接し,「農地を守る」という制度の原点を改めて考える機会となりました。これからも依頼者の利益だけでなく,地域との調和も大切にしながら,一件一件の農地転用申請に誠実に取り組んでいきたいと思います。

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