デジタルを味方に,明日への一歩を重ねる~Googleマイマップが教えてくれた,身の丈に合うDX~
ワタシは農地転用業務などのため,宮城県内はもちろん,福島県北部や岩手県南部の自治体まで車で走り回っています。
時には,同じ自治体の中で複数の申請地を調査することもあります。そんなときにいつも悩ましいのが,申請地同士の位置関係をどう把握するかということでした。
これが自宅近くのような土地勘のある場所なら問題ありません。しかし,仙台市を離れた地域や,他県のあまり馴染みのない土地となると,正直なところお手上げです。
これまでは,パソコンで場所を確認しながら,A3判の紙に印刷したGoogleマップへ「たぶんこの辺だろう」と印を付け,手作業でルートを考えていました。
今思えば,なかなかアナログな方法です。もっとも,長年そんなやり方を続けてきましたから,それなりに不便を感じながらも何とか仕事はできていました。
それでも心のどこかで,「これ,絶対にパソコンだけでできる方法があるよな」と思っていたのです。
そこで少し調べてみたところ,Googleマップの機能の一つである「Googleマイマップ」を見つけました。
さっそく使ってみると,これが実に便利です。
複数の地点を入力するだけで,それぞれの位置関係が一目で分かります。拡大も縮小も自由自在ですし,紙の地図を何枚も広げる必要もありません。
もちろん,自動で最適ルートまで作ってくれるわけではありません。
しかし,位置関係さえ分かれば十分です。
実際の現地調査では,道幅の狭い農道や交通量の多い道路など,地図だけでは分からない事情もあります。そう考えると,位置関係を整理した上で,自分でルートを考える方がかえって使いやすいように感じています。
先日も,ある自治体で農地転用許可申請の現地調査が行われました。
事前にマイマップで作成した地図を見ながら,農業委員の皆さまと訪問順序や時間を打ち合わせしたところ,当日の調査は驚くほどスムーズに進みました。
正直なところ,「もっと早く知っていればよかった」と思いました。
若い人から見れば,「そんなの当たり前じゃないですか」と言われてしまうかもしれません。でも,61歳のオヂサンにとっては立派な新発見です。
最近はDXという言葉を耳にしない日がないほどですが,何も大げさなシステムを導入することだけがDXではないと思います。
今まで紙でやっていたことをデジタルに置き換える。
今まで時間がかかっていたことを少し効率化する。
その積み重ねも立派なDXではないでしょうか。
ワタシも若い頃からパソコンには比較的親しんできましたので,決してデジタルが苦手な人間ではありません。しかし,歳を重ねるにつれて,新しいサービスや技術が次々と登場し,気が付けばDXの進化に少しずつ置いて行かれているように感じることがあります。
それでも,新しい道具を一つ覚えるだけで,「まだまだキャッチアップできるぞ」と少しうれしくなります。そして,仕事が少し楽になり,少し正確になり,少し楽しくなることを実感できるのです。
年齢を重ねると,「今さら覚えてもなあ」と思ってしまうこともあります。
しかし,今回のGoogleマイマップのように,ほんの少しの工夫で仕事が大きく変わることもあります。
だからこそ,これからも無理に背伸びはせず,自分の歩幅で新しい技術を取り入れていきたいと思います。
紙の地図に鉛筆で印を付けていたワタシですが,どうやらもう少しだけデジタルの世界についていけそうです。

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