最新情報NEWS

東北電力の株主総会で思ったこと

昨日,ワタシが長年お世話になった東北電力株式会社の第102回定時株主総会が開催され,株主として出席してきました。

以前,東北電力の株主総会は,仙台市中心部にある「電力ホール」で開催されていました。しかし,新型コロナウイルス感染症の流行を契機に規模が見直され,現在は東北電力本店ビルで開催されています。

一般的な会社の株主総会では,剰余金の処分や取締役・監査役の選任などが主な議題となります。しかし,東北電力のような電力会社の場合は少し事情が異なります。

電気事業は社会への影響が大きく,とりわけ原子力発電に関する問題は多くの方々の関心を集めています。そのため,上記のような事項に加え,毎年のように株主提案が提出され,多様な意見が交わされるのが特徴です。

今回の総会でも,会社側からの提案が3議案,株主からの提案が6議案提出され,合計9議案について審議が行われました。株主提案には原子力発電に関するものをはじめ,さまざまな内容が含まれていました。経営陣は株主からの質問に対して丁寧に説明を行い,採決の結果,会社提案の3議案はすべて可決,株主提案の6議案はすべて否決されました。

株主総会は,株式会社における最高意思決定機関です。ワタシは退職後,株主として毎年出席していますが,実のところ,株主としての立場以上に「里帰り」の意味合いが強いように感じています。

先日,東京支社を訪れた際のこともブログに書きましたが,本店はワタシが会社生活の大半を過ごした思い出の職場です。建物に足を踏み入れた瞬間,若い頃の記憶が次々とよみがえり,懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

また,会場には会社のOBの方々も数多く出席されており,かつてお世話になった先輩方とも久しぶりにお会いすることができました。まるで実家に帰省した時のような,不思議な安心感を覚えました。

振り返ってみると,ワタシは本当に恵まれた会社員人生を送らせていただいたと思います。

希望していたエネルギー業界に入り,電力会社の生命線とも言える発電用燃料調達の仕事に長年携わることができました。仕事は忙しかったものの,やりがいに満ちた毎日でした。また,夫婦二人で安定した生活を送ることができたのも会社のおかげです。

さらに,社会人としての基本的な礼儀作法やビジネスマナー,文書作成能力,交渉力など,多くのことを会社で学ばせていただきました。行政書士として仕事をする今,それらの経験がいかに大きな財産であったかを改めて実感しています。

会社員時代には,自分が行政書士として独立する日が来るとは想像もしていませんでした。しかし,会社で積み重ねてきた経験の一つひとつが,今の仕事の土台になっています。

お客さまにとって,相続や会社設立,許認可申請などは人生や事業における大切な節目です。ワタシ自身が会社で多くの先輩や上司に支えられて成長してきたように,今度はワタシがお客さまの大切な場面を支える側になりたいと思っています。

派手な主役にはなれなくても,大事な場面で確実にパスをつなぐサッカーのアシスト役のように,お客さまが安心して前に進めるようお手伝いをすること。それが,会社からいただいたご恩を社会にお返しする一つの形なのかもしれません。

そんなことを考えながら,ワタシは一年ぶりの「実家」を後にしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP