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コスモス成年後見サポートセンターの研修会から学んだこと

昨日,コスモス成年後見サポートセンターの研修会に出席してきました。

コスモス成年後見サポートセンターは,行政書士による全国組織の公益社団法人です。成年後見業務に必要な研修を受けた行政書士が会員となり,高齢者や障がいのある方の財産管理や身上保護を支援しています。また,会員に対する研修や指導・監督を行うほか,家庭裁判所への後見人候補者の推薦や相談窓口としての役割も担っています。個人事務所だけでは難しいチェック体制のもとで後見業務を行えることも,大きな特徴の一つです。

入会にあたっては,成年後見制度や任意後見制度に関する講義を受講し,その後の試験に合格する必要があります。ワタシも行政書士登録初年度に所定の研修を受講し,コスモス成年後見サポートセンターへ入会しました。

もっとも,入会すれば終わりというわけではありません。成年後見業務は,人の人生や財産に深く関わる責任の重い業務です。そのため,会員には継続的な研修受講が義務付けられており,知識や実務能力の維持・向上が求められています。今回の研修会も,その一環として開催されたものでした。

今回のテーマは,「エピソードトーク『相談から受任まで』」です。

成年後見業務の経験が豊富な会員の先生方が,実際に相談を受けてから受任に至るまでの経緯や,その過程で感じたこと,苦労したことなどを率直に語ってくださいました。特に,入会して間もない会員が後見業務を始める際に感じる不安や疑問に寄り添った内容であり,非常に実践的な研修でした。

制度や法律の知識は,本や講義から学ぶことができます。しかし,実際の相談現場では,一人ひとり異なる事情や家族関係,生活環境があります。そのような場面でどのように相手のお話を伺い,信頼関係を築き,支援につなげていくのかという部分は,経験者の体験談から学ぶことがとても多いと感じました。

ワタシ自身も現在,任意後見受任者として「おひとりさま」の支援に関わっています。今回の研修を通じて,今お手伝いしている方への支援をさらに充実させていきたいという思いを新たにしましたし,将来,新たなご縁があれば,ぜひ力になりたいという気持ちも強くなりました。

また,今回の研修では,ワタシと行政書士登録の同期であるA先生も登壇されました。A先生とは,コスモスの活動をはじめ,さまざまな場面でご一緒する機会のある女性の先生です。行動力があり,非常に積極的に活動されている方で,ワタシもいつも刺激を受ける素晴らしい先生です。今回も,入会からそれほど長い年月が経っていないにもかかわらず,多くの経験と知見を披露されており,本当に素晴らしいと感じました。

人は,自分一人の経験だけでは成長できません。先輩方の経験から学び,同期の活躍に刺激を受け,後輩の姿勢から気付きを得ることで,少しずつ成長していくのだと思います。

今回の研修で得た多くの学びを,自分自身の「血や肉」として吸収し,今後の業務に生かしていきたいと思います。有意義な時間でした。

行政書士の仕事というと,許認可申請や契約書作成といった「書類を作る仕事」というイメージを持たれる方も少なくありません。しかし,成年後見や任意後見の分野では,書類を作ること以上に,人の話を聴き,人の人生に寄り添う姿勢が求められます。

今日の研修で改めて感じたのは,成年後見業務は法律の知識だけでは務まらないということでした。もちろん知識は必要ですが,それ以上に大切なのは,人の話を聴く力や,相手の気持ちを想像する力なのかもしれません。まだまだ勉強不足のワタシですが,今回学んだことを少しずつ自分の血や肉に変えながら,目の前の依頼者の方のお役に立てる行政書士でありたいと思います。

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