久しぶりの里帰り
先週、東京へ出張した際、少し時間が空いたので、かつてお世話になった東北電力東京支社を訪ねてきました。
訪問したのは、本店時代に一緒に仕事をした友人です。彼は定年を迎えた後も再雇用社員として東京支社に勤務しており、久しぶりの再会となりました。
東北電力の東京支社は東京駅のすぐ隣という超一等地にあります。ワタシ自身はここで勤務したことはありませんが、以前、経済企画庁に出向していた際には人事や労務関係の手続きで大変お世話になりましたし、燃料部に在籍していた頃には、電力各社が集まる会議で会議室をお借りするなど、東京で活動する際の拠点として何かとお世話になった場所です。
そんな事情もあり、ワタシにとっては「勝手知ったる我が家」のような存在なのですが、退職した今となっては事情も少し違います。
入構する際には受付で身分証明書を提示し、訪問先や用件の確認を受けてから入館しなければなりません。在職中であれば社員証をかざすだけで入れた場所です。受付で手続きをしながら、「そうか、自分はもう社員ではなく来訪者なのだな」と、少し不思議な気持ちになりました。
久しぶりに会った友人は元気そうで、温かく迎えてくれました。お互いの近況や今後のことなど、話題は尽きません。
当社では60歳で再雇用となり、63歳でもう一つの大きな節目を迎えます。その後も希望すれば70歳まで働くことができますが、給与や役職などの条件は変わるため、これからどのように働いていくかは人それぞれです。
ワタシも行政書士としての現在の状況を話しました。独りで仕事をするということは、将来の収入が保証されているわけではなく、なかなか大変な面もあります。しかしその一方で、60歳を過ぎても再雇用や嘱託ではなく、一人のビジネスマンとして仕事ができること、そしてお取引先の方々が対等なパートナーとして接してくださることに、大きなやりがいを感じていることを話しました。
また、東北電力での勤務を通じて、社会人としての基本的な躾を身につけさせてもらったこと、対人交渉能力や文書作成能力、情報収集能力など、ビジネスマンとして必要な力を周囲に鍛えられながら習得できたことについても話しました。在職中は当たり前だと思っていたことですが、独立した今になって、そのありがたさを強く実感しています。
しばらく話に花を咲かせた後、友人に別れを告げて会社を後にしました。久しぶりに訪れた“お里”は本当に懐かしく、当時のさまざまな出来事が思い出されました。
ワタシは行政書士として新たな道を歩み始めましたが、東北電力時代に培った経験や知識を礎とし、そこに行政書士としての知見を積み重ねながら、これからもビジネスの世界で頑張っていきたいと思います。
そんな気持ちを新たにした、久しぶりの「里帰り」でした。

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