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人から学んだ一日

昨日は,朝から晩まで予定の詰まった一日でした。

早朝に自宅を出発し,車で福島県北部の自治体へ向かいました。今月下旬に予定している農地転用許可申請の事前確認のためです。

農地転用許可申請とは,田や畑などの農地を住宅や駐車場,店舗など農地以外の用途に変更するための手続です。農地は食料生産の基盤として法律上厳しく保護されており,農業以外の用途に利用するためには,原則として都道府県知事等の許可を受けなければなりません。

この農地転用に関する手続は,行政書士であるワタシの主要業務の一つです。

多くの自治体では月に一度申請の締切日が設けられており,書類に不備があったり,提出が遅れると申請が翌月扱いとなってしまいます。その結果,お客さまの事業計画や建築計画に影響を及ぼすことも少なくありません。

そのためワタシは,締切日より少し前に申請書類を完成させ,事前に農業委員会事務局の担当者に指導・確認していただくようにしています。

今回も担当職員の方に丁寧にご指導いただき,申請内容に問題がないことを確認することができました農地転用許可申請は,法令や運用の理解はもちろん大切ですが,円滑な手続のためには行政との適切なコミュニケーションも欠かせません。今回も担当職員の方の親身な対応に助けられ,安心して申請日を迎えられそうです。

事前確認を終えると,仙台へとんぼ返りです。

途中,常磐自動車道のサービスエリア「セデッテかしま」で昼食を取りました。南相馬方面へ行くたびに楽しみにしている「松月堂」のまいたけおこわのおにぎりをいただきましたが,やはり期待を裏切らないおいしさでした。

午後は仙台市内で無料法律相談会に参加しました。

今回は,行政書士による成年後見制度の普及や後見業務の支援を行うコスモス成年後見サポートセンター主催の相談会です。

相方の相談員は,同期登録の女性行政書士でした。

以前から感じていましたが,彼女のお年寄りとのコミュニケーション能力は本当に見事です。相談者の話を自然に引き出し,相手の気持ちに寄り添いながら必要な情報を整理していく姿には,毎回多くのことを学ばせていただいています。

法律や制度の知識はもちろん大切ですが,相談業務においては,相手の話を丁寧に聞き,不安な気持ちを受け止める力も同じくらい重要なのだと改めて感じました。

相談会終了後は一旦自宅へ戻り,今度は東京へ向かいました。

本日開催される日本海事代理士会の年次総会に出席するためです。

ワタシはこれまで年次総会に参加したことがありませんでした。しかし今回の理事選挙において東北支部の選挙管理委員を拝命したことをきっかけに,全国の海事代理士の先生方と交流する機会をいただきました。

昨日は,早めに上京し,選挙管理委員会で仕事をした先生方との懇親会にも参加させていただきましたが,全国各地で活躍されている先生方のお話はどれも興味深く,刺激を受けることばかりでした。

地域が違えば業務の内容も異なります。しかし,依頼者のためにより良い仕事をしたいという思いは皆同じであり,経験豊富な先生方のお話から多くの学びを得ることができました。

振り返ってみると,昨日一日で移動した距離はかなりのものになりました。しかし,ワタシの心に残っているのは移動距離や予定の多さではありません。

農業委員会職員の方の丁寧な仕事ぶり,同期行政書士の高い相談技術,全国で活躍する海事代理士の先生方の豊富な経験と知識。昨日はさまざまな方々から多くのことを学ばせていただいた一日でした。

行政書士という仕事は,一人で机に向かって書類を作るだけの仕事ではありません。多くの方との出会いの中で学び,経験を積み,その学びをお客さまへ還元していく仕事でもあります。

ワタシも,昨日いただいた多くの学びを日々の業務に生かし,お客さまに「相談してよかった」と思っていただける行政書士を目指していきたいと思います。

行政書士の仕事に「更新手続」はありませんが,人としての学びと成長の手続だけは,一生続けていかなければならないのかもしれません。

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