連休の恒例行事——小さな畑の大きな楽しみ
ワタシには、毎年連休に行っている大切な行事があります。それは、一坪ほどの小さな家庭菜園に苗を植えることです。今年はこどもの日に行いました。
植える苗は毎年ほぼ決まっています。ミニトマト、枝豆、プリンスメロン、万願寺唐辛子、しそ、バジルです。家を建ててからの楽しみとして様々な作物に挑戦してきましたが、虫の被害を受けにくく、安定して質の良い収穫が見込めることから、ここ数年はこの顔ぶれに落ち着いています。トマトは一般的なものだと雨で実が割れることがありますが、ミニトマトはその心配が少なく、糖度の高い実をたくさんつけてくれます。枝豆は収穫してすぐ、茹でるのではなくせいろで蒸すと、香りと甘みがぐっと引き立ち、市販品ではなかなか味わえない美味しさです。まさに「収穫者の特権」といえるかもしれません。
プリンスメロンも家庭菜園で育てています。「メロンまで?」と思われるかもしれませんが、手順を覚えると毎年しっかり実をつけてくれます。花が咲いた時期に行う人工授粉も、手間ではありますが楽しみの一つです。万願寺唐辛子は一株で多くの実をつけ、天ぷらや揚げ浸しなど和食に幅広く使え、晩秋まで長く収穫できます。しそやバジルといったハーブも、必要な分だけ摘み取って使えるのが魅力で、香りの強さはやはり採れたてならではです。
今年も妻と二人で、手慣れた手順で半日かけて植え付けを行いました。まだ頼りない苗には支柱を添え、メロンは冷え込む夜に備えて簡単な保温も施します。栽培方法はできるだけ手をかけすぎない方針で、間隔を空けて植え、必要な肥料と草取りは行いつつ、農薬は使わず、害虫対策としては市販の酢を薄めたものを散布する程度にとどめています。いわゆる有機栽培とまではいきませんが、無農薬に近いかたちで、安心して食べられる野菜づくりを心がけています。
こうして今年も、ささやかながら楽しみな季節が始まりました。日々の業務とは少し違う手間と時間ではありますが、手をかけた分だけ応えてくれるところはどこか共通するものがあります。小さな畑ではありますが、今年も丁寧に育てていこうと思います。

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