政治の世界に転身した友人の挑戦に学ぶもの
数日前,テレビで地元のローカルニュースを何気なく見ていたところ,見覚えのある顔が画面に映りました。フラッシュを浴び,花束を手にしているその姿に驚き,思わず画面に見入ってしまいました。よく見ると,宮城県議会補欠選挙に当選したとの報道でした。立候補者が一人であったため無投票での当選とのことですが,それでも晴れやかな表情が強く印象に残りました。
その人物は,高校時代の同級生です。当時から特別に親しい間柄というわけではありませんでしたが,長年続いている年二回の同期会では必ず顔を合わせる間柄です。互いの近況を語り合う中で,堅実に歩んできた人生を感じさせる人物でもありました。
彼は地元の名門地方銀行に長く勤務し,支店長を務めるほどの活躍をしてきました。銀行退職後は,ユニットハウスなどを扱う会社の社長として活躍しています。いわば,組織人としても経営者としても成功を収めてきた人物です。現在の生活も十分に充実しているであろうことは想像に難くありません。
そのような状況にありながら,あえて政治の世界に身を投じるという決断,しかも60歳を超えてからの新たな挑戦には,正直なところ驚きました。ワタシ自身も60歳までサラリーマンとして勤めた後,行政書士として新たな道を歩み始めましたが,彼のそれは,ワタシの挑戦とは比べものにならないほどの覚悟を伴う「すべてをなげうっての転身」に見えました。思わず「すごいな」というつぶやきが口から出てきたほどです。
新聞によれば,彼は当選に際して「これほど多くの方に集まっていただき,驚きと感動,そしてこれからやらなければならないという強い決意でいっぱいです。これまで培った知識と経験を生かし,地域をより良いものにしていきたい」と語ったそうです。その言葉には,これまでの歩みとこれからの責任を真摯に受け止める覚悟がにじみ出ていると感じました。本当にスゴいことだと思いました。
友人には,その日のうちに祝意を伝えるメールを送りました。すると「しばらくは地元の事務所にいるので,ぜひ訪ねてきてほしい」との返信がありました。ちょうど今週後半には,彼の選挙区に近い役所へ行く用事がありますので,その機会に立ち寄り,直接お祝いの言葉を伝えたいと思っています。
今回の出来事は,ワタシにとって単なる旧友の当選というニュースにとどまりませんでした。むしろ,自分自身の在り方を見つめ直すきっかけとなりました。最近は,少しずつ仕事をいただけるようになり,どこかで安心していた部分もあったように思います。しかし,彼の挑戦を目の当たりにして,この程度で満足していてはならないと感じました。
60歳を過ぎてもなお,新しい世界に踏み出すことができる。その姿は,ワタシに「まだまだやれるはずだ」と静かに,しかし力強く語りかけてきます。ワタシもまた,自分の可能性を信じ,行政書士としてさらに多くのことに挑戦していきたいと思いました。
友人の新たな一歩に,心からのエールを送りつつ,ワタシ自身もまた,さらに一歩を踏み出していこうと強く思った出来事でした。
ワタシもまた,自分の可能性を信じ,行政書士として,依頼者の人生の節目に寄り添える存在であり続けたいと思いました。

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