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元サラリーマン行政書士の持つ「見えない資産」(前編)

ワタシがサラリーマン時代に聞いた笑い話に,こんなものがあります。転職を考えているサラリーマンが面接で「あなたは何ができますか?」と聞かれ,「部長ならできます」と答えたというものです。

この話の面白さは,日本のサラリーマンが必ずしも個々の専門スキルを磨くというよりも,自分の所属する会社の企業文化や独特の仕事のやり方に順応することに多くの時間を費やしている,という点を皮肉っているところにあります。つまり,「その会社では通用するが,外に出ると役に立たないのではないか」ということを揶揄したエピソードです。

ワタシは大学を卒業してから60歳まで,東北電力という会社に勤務し,その後行政書士として仕事をしています。いわば「元サラリーマン行政書士」というわけですが,現在の仕事をしていて感じるのは,サラリーマン時代に身につけたスキルが意外なほど役に立っているということです。

そこで今回は,「ただのサラリーマン」であっても身についているスキルについて,ワタシ自身の経験をもとに少し考えてみたいと思います。

現在ワタシは行政書士として活動しています。自分では「雑食系行政書士」と称していますが,仕事を続けていく中で,行政書士としての自分の「強み」や「弱み」もだんだん見えてきました。そして,各業務に求められる専門知識だけではなく,その背景にある基本的なビジネススキルの重要性についても理解が深まってきたように感じています。

そうした中で改めて振り返ると,サラリーマン時代に身についた能力が,今の仕事において大きな戦力になっていることに気がつきます。一般には「サラリーマンは会社の文化に染まってしまい,他の世界ではつぶしがきかない」と言われることもあります。しかし,ワタシ自身の経験からすると,「そんなことはないのではないか」と思うことも多いのです。

では実際に,サラリーマン時代に身についたどのような能力が,現在の行政書士の仕事に役立っているのでしょうか。具体的な例については,次回の後編でご紹介したいと思います。

(後編に続く)

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