繰り返される地震の前で,ワタシたちにできること
昨日,7月28日午後4時27分頃,熊本県で震度7を観測する大地震が発生しました。
震源が熊本県熊本地方と内陸であったことから,大規模な津波は発生しませんでした。しかし,県内では建物の倒壊や土砂崩れなど大きな被害が発生し,多くの方が被災されています。突然の災害に見舞われた皆様のお気持ちを思うと,本当に言葉がありません。
熊本県では,2016年4月にも震度7を二度観測する熊本地震が発生し,多くの尊い命が失われました。それから10年あまりで,再び大きな災害に見舞われたことになります。
被災された方々の中には,「どうして熊本ばかりなのか」と感じておられる方も少なくないことでしょう。
実は,ワタシの住む宮城県も決して他人事ではありません。
ワタシが中学2年生だった1978年6月には,宮城県沖地震が発生しました。その後も,2003年の宮城県沖地震と宮城県北部地震,2005年の宮城県沖地震,2008年の岩手・宮城内陸地震,2011年の東日本大震災,そして2021年・2022年には福島県沖や宮城県沖を震源とする大きな地震が相次ぎました。
さらに目を向ければ,能登半島でも2007年,そして2024年と,大きな地震に繰り返し襲われています。
こうして振り返ると,「どうして同じ地域ばかり」と思わずにはいられません。自然に公平も不公平もないことは頭では分かっています。それでも,被害を何度も受ける地域の方々を思うと,神様は本当に不公平だという怒りにも似た理不尽さを感じてしまいます。
もっとも,このような大規模な自然災害の前では,ワタシたち一人ひとりの力は決して大きくありません。だからこそ,できることを積み重ねるしかないのだと思います。
被災地が一日も早く日常を取り戻せるよう願うこと。そして,自分にできる範囲で義援金や寄付などの支援を行うこと。復旧・復興に携わる方々を応援すること。それが今のワタシにできることです。できることは本当に小さなことで,自分の無力さを痛感せざるを得ません。
災害は,いつ,どこで起こるか分かりません。熊本で起きたことは,明日,宮城で起きても何ら不思議ではないのです。
行政書士という仕事は,災害そのものを防ぐことはできません。
しかし,災害の後,人々がもう一度生活を立て直していく過程では,各種行政手続,財産に関する手続など,法律や書類が関わる場面が少なくありません。
だからこそ,ワタシは日頃から「備え」は非常食や防災用品だけではないと思っています。大切な書類を整理しておくことや,家族と必要な情報を共有しておくことも,将来の自分や家族を守るための備えの一つではないでしょうか。
もちろん,何よりも優先されるのは命です。そのうえで,日常を取り戻すための準備を平穏な今のうちから考えておくことも,行政書士としてお伝えしたいことの一つです。
熊本の皆様が一日も早く穏やかな日常を取り戻されることを,心からお祈りしております。

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