ワタシの家事貢献度は,皆様から見て100点満点で何点ですか?
最近,インターネットでよく見かける記事に「定年後の夫の家事分担」というものがあります。
話はこうです。夫が定年退職を迎え,帰宅すると妻が「ご苦労様でした」と温かく迎えてくれます。ところが翌朝,妻から「話があります」と切り出され,「これからはあなたも家にいるのだから,家事を分担してください」と言われるのです。
いろいろなバリエーションがあり,翌朝になると妻の姿がなく,「しばらく留守にします。一人で暮らせるようになってください」というものまであります。
おそらく作り話なのでしょうし,多少の違和感はありますが,それなりに面白いお話です。結局,夫は一人で家事で苦戦し,その大変さを実感して,自分にできる家事を分担するようになるという結末です。
ワタシの親の世代ならともかく,今,定年退職を迎える世代で,家事をまったくしない夫というのも珍しいのではないでしょうか。共働きが当たり前になり,専業主婦も少なくなっています。まあ,そこはお話として楽しめばよいのでしょう。
せっかくの話題なので,ワタシ自身に置き換えて考えてみました。
ワタシは30歳を過ぎるまで独身でしたし,一人暮らしも長かったので,一通りの家事はできます。ただ,結婚した当時は仕事がものすごく忙しく,平日は遅く帰宅して寝るだけの生活でした。妻はパート勤務だったこともあり,家事については妻に「おんぶに抱っこ」という状態。正直,家事をする余裕などありませんでした。
その後,家を建てて暮らすようになると,少しずつお互いの役割分担が決まってきました。
とはいえ,今でも基本的には妻に「おんぶに抱っこ」です。ワタシができることを,いわば「お手伝い」しているというのが実態でしょうか。
まず,掃除です。
ワタシは決して悪意があるわけではないのですが,整理整頓が苦手です。ワタシが片付けると,かえって部屋が散らかり,物の行方が分からなくなるような始末です。ですから,整理整頓には手を出しません。恥ずかしい話ですが,ワタシの仕事部屋の整理整頓まで妻にお願いしているという情けない状態です。
一方で,ワタシは不衛生な場所では暮らせない人間です。学生時代の一人暮らしの頃から,流しなどの水回りは常に清潔にしていましたし,汚れたトイレも我慢できません。家のトイレなら素手で掃除することもまったく平気です。
そんなわけで,今でも洗い物やちょっとした掃除は,気が付けばこまめにやっています。
洗濯は,もっぱら妻の仕事です。独身時代や単身赴任の頃はワタシも自分で洗濯していましたが,今では洗濯機に触れることもほとんどありません。我が家では,電気料金が安くなる深夜に洗濯から乾燥まで済ませることが多いのですが,外に干した洗濯物については,妻が不在でワタシが自宅で仕事をしているときなど,取り込むくらいのことはします。
料理については,朝食はもっぱら妻の担当ですが,夕食はワタシが作ることも少なくありません。
料理はワタシの趣味なので,作ることは少しも苦になりません。自分の食べたいものを食べられるというメリットもあります。後片付けも同様です。我が家では,ほとんどの食器を食洗機で洗いますから,機械に入れてしまえばおしまいです。それに,汚れ物が残っていると気になるので,さっさと洗ってしまいます。
犬の散歩は,家事というよりワタシの趣味です。いつでも喜んで出かけます。妻も同じなので,こちらは気が付いた方が行くというルールです。休みの日などは二人で町並みを眺めながらのんびりと散歩することも多いです。
家の周りの仕事は,もっぱらワタシの担当でしょうか。流しの水道管に亀裂が入ったときには,急いでホームセンターに管を買いに行き,自分で修繕しました。トイレのウォシュレットも自分で取り付けられます。今日は庭のウッドデッキに,年に一度のペンキ塗りをしました。
こうして振り返ると,それなりに家事をしているようにも思いますが,日常生活全体で考えれば,やはり妻の負担の方が大きいのでしょう。
とはいえ,お互いに得意なことを担当し,苦手なことは相手に任せる。今のところ,そんな適材適所の役割分担でうまく回っています。
ただ,生活パターンが変わったり,お互いに歳を重ねたりすれば,得意なことも負担に感じることも変わってくるはずです。これからは,そのときどきの状況に応じて,無理をせず力を合わせて暮らしていきたいと思います。
さて,ここまで書いたところで,読者の皆さんにお聞きします。
我が家の家事分担におけるワタシの貢献度は,100点満点で何点くらいでしょうか。
行政書士の仕事でも,依頼人の話をよく聞き,それぞれの事情に応じて最適な方法を考えることが大切だと思いますし,そのような仕事をしてゆきたいと思います。
さあ,今日は休日なので夕食には何を作りましょうか?

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