働くことと,休むこと——健康という「最大の資本」について
4月28日,お笑いコンビバナナマンの日村勇紀さんが,体調不良により当面の間休養するとの発表がありました。奥様のメッセージによれば,睡眠障害など複数の不調を抱えておられるとのことで,やむを得ないご判断なのだと思います。
日村さんは,テレビでその姿を見ない日はないほどの売れっ子であり,温かみのある笑いで多くの人を楽しませてくれる存在です。ワタシも大好きなタレントのお一人ですので,今回の休養はとても残念であると同時に,そのご体調が心から心配でもあります。
これほど活躍されている方ですから,寄せられる期待も大きく,その分,見えないところでの重圧も相当なものであったのではないかと想像します。次から次へと新しいアイデアを生み出し,競争の激しい世界で第一線を走り続けるというのは,並大抵のことではありません。そのご苦労は計り知れないものがあったはずです。せっかくの機会ですから,どうかゆっくりとお休みになり,英気を養っていただきたいと願っています。そしてまた,元気なお姿で楽しい笑いを届けてくださる日を心待ちにしたいと思います。
人間にとって,何よりも大切なのは健康です。ワタシは30歳を過ぎた頃,同期で仲の良い友人を突然失うという経験をしました。その友人は,日々忙しく働いている中で,ある朝,突然倒れ,帰らぬ人となりました。
当時のワタシは,体力に任せて仕事をしており,健康についてはほとんど意識していませんでした。だからこそ,その出来事は強烈な衝撃として胸に刻まれました。「亡くなったのが自分であってもおかしくなかった」,そう感じたことで,無理をして働くことへの怖さを初めて知ったのです。
もっとも,サラリーマンであれば,仮に体調を崩しても,すぐに職を失うわけではありません。一定期間休養することも制度として守られています。しかし,ワタシのように独りで仕事をしている者にとっては,体こそが唯一の資本です。その資本を損なえば,仕事そのものが成り立たなくなってしまいます。
そのため,サラリーマンを卒業し,独立してからは,これまで以上に健康を意識するようになりました。とはいえ,60歳を過ぎた今,いつどのような形で体の不調が現れるかは分かりません。それでも,日々一生懸命に仕事に向き合うこと自体は,やはり大きな喜びでもあります。
だからこそ,無理をしすぎず,しかし手を抜かず,体と相談しながら仕事を続けていくことが大切だと感じています。これからも健康に留意しつつ,現場に立ち続けていきたいと思います。
そして,行政書士という仕事に携わるワタシとしては,契約書や許認可と同じように,「健康」という最も重要な前提条件を整えておくことこそが,すべての仕事の出発点であると実感しています。どれほど立派な書類を整えても,当の本人が倒れてしまっては元も子もありません。
結局のところ,人生も仕事も「有効に成立するための要件」を満たしていることが大切です。その第一要件が健康である以上,これからもワタシは,自分自身のコンディション管理という“最重要業務”を怠らないようにしていきたいと思います。
