最新情報NEWS

60歳からの歯の健康管理――仕事を続けるための小さな習慣

先日,車を運転しながらラジオを聞いていると,日本人の歯の本数についての話題が流れてきました。

成人の永久歯の数は通常28本(親知らず4本を除く)であり,年齢を重ねると徐々に歯が抜け,日本人の場合は,60歳代の平均残存本数は20~24本,80歳代では10~15本程度なのだそうです。

61歳のワタシの口の中は,正直に言えば虫歯治療の痕だらけで,いわゆる「まっさらな健康な歯」は1本もありません。しかし,ありがたいことに,現時点ではすべての歯が残っています。食後には必ず歯を磨く習慣がありますし,姉夫婦が歯科医師であることもあって,定期的にチェックを受けていることが,いまの「お口の健康」維持につながっているのだと思います。

放送によれば,歯を失う最大の原因は「歯周病」だとのことでした。歯周病は,歯を支える歯ぐきや骨といった歯周組織に炎症が起こる病気の総称で,「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。主な原因は歯垢(プラーク)中の細菌であり,進行すると歯ぐきの腫れや出血,歯のぐらつきが生じ,最終的には歯を失うこともあります。自覚症状が乏しいまま静かに進行するため,「Silent disease(沈黙の病気)」とも呼ばれる恐ろしい病気です。

日本では成人の多くが何らかの歯周疾患を抱えているとされ,とりわけ40歳以上では高い割合で見られることから,「国民病」と表現されることもあります。生活習慣病の一つとして位置づけられているのも,うなずける話です。

歯周病予防のためにワタシが心がけているのは,こまめな歯磨きに加え,朝夕2回の歯磨きの際に,歯と歯ぐきの境目を意識して丁寧にブラッシングすることです。ブラシで歯ぐきをやさしくマッサージするように動かし,血行を促し,常に清潔で瑞々しい状態を保つことを意識しています。

このマッサージには電動歯ブラシが役立ちます。余計な力を入れずに細かい振動でケアできるため,ワタシは30年以上電動歯ブラシを使い続けています。定期的なメンテナンスも功を奏してか,虫歯ができることがあっても,歯ぐきの状態は概ね健康に保たれています。これは姉の長年の啓蒙のおかげであり,心から感謝しているところです。

もっとも,油断は大敵です。毎日きちんと磨いているつもりでも,どうしても磨きムラは生じます。実際にワタシも一度,奥歯でひどい歯周炎を起こし,歯がぐらぐらになったことがあります。慌てて相談したところ,「まだ大丈夫だから,毎日丁寧なケアを継続しなさい」と指示を受けました。半信半疑ながらマッサージを続けたところ,半年ほどかかりましたが,歯はしっかり安定を取り戻してくれました。

歯を失えば,食事の楽しみが減るだけでなく,全身の健康にも影響が及ぶ可能性があります。体調を崩せば,行政書士としての仕事にも支障が出かねません。ワタシにとって歯の健康は,単なる生活習慣の一部ではなく,「現役で働き続けるための基盤」なのです。

いつまでも元気に働き,人生を楽しむために。ワタシはこれからも毎日の丁寧な歯磨きと定期的なメンテナンスを続けてゆきたいと思います。人の人生に長く関わる仕事だからこそ、自分自身の体調管理にも責任を持ちたいと考えています。

※本稿はあくまでワタシ自身の体験と見解に基づくものです。歯周病に関する医学的判断や具体的なケア方法については,必ず歯科医師の指導のもとで実施していただきますようお願いいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP