地震の夜に思ったこと
昨夜11時15分,八戸沖を震源とする大きな地震がありました。
ワタシは,遅めの夕食を終えてようやく一息ついていたところでした。突然,けたたましい音で緊急地震速報が鳴り響き,すぐあとにグラグラと揺れ始めました。仙台では震度3と,それほど大きな揺れではありませんでしたが,八戸では「震度6強」という大変な地震になってしまいました。
朝になってニュースを見ると,青森・岩手で30名ほどのけが人が出たとのこと。もちろん軽く考えていい数字ではありませんが,東日本大震災のように尊い命が失われなかったことは,不幸中の幸いだったと思います。
建物などに大きな被害が出ている地域もあるようで,被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。一日も早く,普段の日常が戻ることをお祈りします。
地震のあと,ワタシはしばらくテレビの映像を眺めていたのですが,胸の奥に何とも言えない違和感が残りました。ワタシは2年前まで東北電力に勤務していました。東北電力では,一定以上の大きな地震が起きると,「自動出社」というルールがあり,招集がかからなくても即座に会社へ向かうことが義務づけられていました。だから,昨夜のような地震のときは,直後に慌てて会社に向かっていたところです。
ところが今は,もう,その必要はありません。もう,社員ではないのだから当たり前の話であり,そのことに安堵する気持ちと同時に,「もう出動しなくてもいいんだ」という,言葉にしづらいなんとも寂しい気持ちになりました。
ワタシが東北電力で共に働いた人たちは,普段は穏やかな性格の人が多いのですが,ひとたび供給支障が起きると,皆,表情がガラリと変わり、一致団結して復旧に邁進します。電気の安定供給という使命に向き合い,社員が一丸となって供給再開に向けて取り組むその姿勢は,まさに東北電力の真骨頂であり,ワタシ自身,あの現場の空気は誇りそのものでした。
今回の地震では,青森県や岩手県で大きな停電はなかったようですが,現場ではきっと緊張した対応が続いていると思います。
どうか,東北電力の皆さん,そして関係する多くの方々が無事に対応を終えられますように。ワタシはもう,東北電力の人間ではありませんが,少し離れた場所からではありますが,古巣の活躍を心から応援しています。ご安全に!

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