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本試験まであと2ヶ月 ― 行政書士試験を目指している方へのワタシからのエール

今日は9月10日。令和7年度行政書士試験は11月9日に行われますから,本試験まで残り2ヶ月となりました。

今年,初めて挑戦される方もいれば,捲土重来を期して再挑戦される方もいらっしゃると思います。それぞれの立場は違っても,皆さんが試験に向けて最後の仕上げに取り組んでいる時期ではないでしょうか。

振り返れば,ワタシが試験に挑戦してからもう3年が経ちます。2度目の受験だった当時のワタシは,計画通りに7月頃までに法令科目のインプットを一通り終え,この時期は過去問演習に全力を注いでいました。資格予備校の過去問題集を何度も解き直し,真っ黒になるまで書き込みました。模擬試験や演習で迷った問題,曖昧な論点はその場でノートに書き出し,短答式で「ワンフレーズ」にまとめることを意識しました。

たとえば,

「仮の義務付け・差止めは『理由がある』と見えるときでなければできない」

「権利能力のない社団は,民事訴訟で当事者となる資格が認められる」

といった具合です。知識を断定形で書き留めていくことがポイントでした。こうして作ったノートは常に持ち歩き,移動時間などに繰り返し眺めました。その積み重ねが,曖昧だった知識を確かなものに変えてくれたと実感しています。

また,ちょうど今頃の時期から,ワタシは本格的に記述問題対策を開始しました。方法は極めてシンプルで,予備校や市販の記述問題集の答えを「丸暗記」するというものでした。記述問題の対策はもっと早期に開始するという考えもあるでしょうが,あまり早い時期に始めてしまうと「本試験までに忘れてしまう」ことが懸念されたので、あえてこの時期まで手をつけませんでした。

記述対策:問題集の50問を丸暗記せよ! | あいはら行政書士事務所

丸暗記のどこが悪い? | あいはら行政書士事務所

覚える問題が多かった(結果的に100問を丸暗記しました)ので「本試験までに間に合うか?」と少し心配でしたが,基礎知識をこの時期までに十分積み上げていたことで,記述対策は意外なほどスムーズに進みました。頭の中の知識が有機的に結びつき,丸暗記が負担にならなかったのは,うれしい誤算でした。

受験生の皆さんの状況はさまざまだと思います。順調に学習を進めている方は,どうか脇目も振らず,自分を信じて突き進んでください。一方,計画通りにいかず焦っている方も,まだ十分に時間はあります。本試験までの60日間で,1日30分を捻出すれば約30時間,1時間を捻出すれば約60時間の勉強時間を積み上げることができます。小さな工夫と積み重ねが,合否を分ける力になるはずです。

どうか自分の状況を冷静に見つめ,計画を必要に応じて修正しながら,悔いのない2ヶ月を過ごしてください。まだまだ挽回のチャンスは残されています。最後まで諦めずに頑張ってください。このブログを読んでくださった皆様の合格を心からお祈りしております。

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