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興味のない世界から、興味だらけの毎日へ

昨年,ワタシはサラリーマンを卒業し,行政書士として独立開業しました。サラリーマン時代を振り返ると,ワタシは興味のないことには後ろ向きで,基本的には「興味のないことはやらない」というスタンスだったと思います。

ワタシが社会人になった頃,当時はサラリーマンの「必修科目」ともいわれていた遊びが二つありました。ゴルフと麻雀です。結局ワタシは,このどちらも嗜むことなくサラリーマンライフを終えました。

麻雀を避けた理由は,学生寮時代の記憶があるからです。寮は「マージャンの館」と言っても過言ではなく,仲間たちは夜な夜な牌を並べていました。のめり込めば確実に留年すると直感し,ワタシは一度も手を出しませんでした。結果的にそれが正解だったと今でも思っています。

一方のゴルフについては,はじめは「サラリーマンの必修科目」と考えていました。初めてのボーナスで安物ですが,クラブを購入し,練習場にも通いました。レッスンプロについて指導を受けたこともありました。しかし,どうしても興味がわかず,自分の中に「楽しい」という感情が芽生えませんでした。運動神経があまり良くないこともあり,指導を受けても体が思うように動かない。コースに出ている自分を想像することもできず,義務感だけが残りました。結局一度もコースに出ることなく,クラブも手放し,完全にゴルフから離れました。正直,全く後悔していません。興味の持てないことに時間やお金を費やさずに済んだのは,むしろ良かったと思っています。

ところが――。行政書士として開業し,新しい世界に踏み出した今,ワタシのスタンスは大きく変わりました。行政書士の仕事では,相続や許認可など,これまで経験したことのない知識やスキルが次々と求められます。サラリーマン時代に培った経験が役立つ場面もありますが,ほとんどは未知の世界。まさに「学び直し」の毎日です。

驚くべきことに,その勉強が楽しくて仕方ありません。「資格を取るために勉強する」という段階を超えて,「この世界で生きていくために学ぶ」という意識が,自分を前向きに変えてくれました。新しいことを覚えることが,苦しみではなく楽しみになっているのです。

ワタシは,これからも新しいことを貪欲に吸収し,自分をバージョンアップさせ,多くの依頼者に喜んでいただけるよう努めていきたいと思います。人生は日々勉強。これからも前向きに走り続けます。

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