健康診断を受診し、感じる健康のありがたみ
昨日,令和7年度の健康診断を受診してきました。サラリーマン時代は会社から指定された日時や医療機関で健康診断を受けるのが当たり前で,「面倒くさいな」と思いながらも毎年しぶしぶ従っていました。しかし自営業になってみると,会社が費用を負担し,労働者を守るために健康診断を実施してくれていたことのありがたみをしみじみと感じます。企業では労働安全衛生法に基づき,従業員に健康診断を受けさせることが義務づけられていますが,その制度によってワタシ自身が守られていたのだと今では強く感じます。
独立した今は,国民健康保険の加入者として「市民健診」の制度を利用しています。仙台市では申込みをすると,希望する検査項目ごとに案内が送られ,市民センターや指定医療機関で安価に健康診断を受けることができます。昨日ワタシが受診した「特定健診」は,血液検査,尿検査,心電図検査などが含まれており,かかりつけ医で受診できる仕組みになっています。最後に先生の診察があり,その場では大きな問題はないとのことでした。あとは,血液検査やこれまでの各種検査の結果を待つことになりますが,困った問題が出てこなければ良いなと思います。
独りで仕事をするようになると,健康でいることの大切さをあらためて痛感します。ワタシのような自営業者の場合,体調を崩して仕事を休めばそのまま収入が途絶えるリスクがあります。だからこそ「不摂生な生活は改めなければ」と強く心がけるようになりました。
さらに,ワタシは行政書士として「生前事務委任契約」で入院中の“おひとりさま”の生活をお手伝いしています。もしワタシ自身が倒れたりすれば,その方の日常生活や医療手続きに直接支障をきたしてしまいます。信頼して大切な契約を結んでくださった方々に迷惑をかけることは,プロとして“あってはならないこと”です。委任者に安心して仕事を任せていただくことは,まずワタシ自身の健康があってこそ成り立ちます。つまり,体調管理は自分のためであると同時に,依頼者との信頼関係を守るための責務でもあるのです。
厚生労働省が策定したガイドラインでも,フリーランスや自営業者は「定期的な健康診断の受診」「長時間労働の抑制」「心身の健康維持への意識」を自ら実践すべきだとされています。サラリーマン時代と比べ,自分の体を自分で守る責任の重みがグッと増したと実感しています。
「健康は失って初めてその価値がわかる」と言われますが,今は「人生100年時代」。行政書士として元気に活動し続けるためにも,健康は何よりの資本です。ワタシも「生涯現役」を目指し,ジム通いや食生活の節度を保ちながら,健やかな生活を続けていきたいとあらためて感じました。やっぱり“健康が一番”。いつまでも元気に働き続けてゆくためにも,依頼者の信頼を守るためにも,健康第一を胸に刻んで行きたいと思います。

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