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行政書士がお手伝いできる「空き家問題」

最近,みなさまのお宅の周囲に「空き家」が目立っていませんか。

ワタシの住む仙台市太白区八木山地区は,昭和40年前後に開発された住宅団地です。当時家を建てられた方々は,今では80歳を超える年代になられています。そのため,住み続けることが難しくなり,空き家となる住宅が増えてきたように思います。

一方で,古い住宅が取り壊され,新しい家が建ち,若い世代が入居する動きも見られます。実際にワタシの家の南側も,2年ほど空き家になっていたのですが,取り壊しが決まり,小さなお子さんを連れた若いご夫婦が下見に来られていました。住宅団地が「若返る」ことは地域にとって,とても良いことであり,ワタシとしても大歓迎です。

「空き家」問題はここ八木山だけではなく,全国的に広がっている社会課題です。総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査速報によれば,全国の空き家数は約849万戸,住宅全体の13.8%にのぼります。仙台市でも,市中心部から少し離れた地域を中心に,空き家が目立つようになってきたと聞きます

空き家は単に「使われていない家」ではなく,放置されることで次のようなリスクが生じます。

  • 倒壊や火災などの防災リスク
  • 害虫・害獣の発生といった衛生面の懸念
  • 不法侵入や犯罪の温床となる危険性
  • 地域の景観や資産価値の低下

つまり空き家は,地域全体の安全や暮らしの質に直結する“社会的な課題”なのです。

空き家問題の背景には「法的な手続きの停滞」があります。行政書士は,この部分を整理し,解決に向けたサポートをすることができます。具体的には,

相続手続きのサポート
空き家の多くは,相続登記がされず名義が曖昧なまま放置されがちです。
行政書士は「相続関係説明図」や「遺産分割協議書」の作成をお手伝いし,司法書士と連携して登記までの流れをスムースに進めます。

所有者不明土地の調査
戸籍や住民票をもとに所有者を調査し,適切な手続きにつなげることも行政書士の役割です。

空き家の利活用支援
売却・賃貸,あるいは地域施設として活用する際に必要な行政手続きをサポートします。

地域制度への橋渡し
仙台市にも「空き家バンク」など自治体主導の制度があります。行政書士は制度の紹介や申請サポートを通じ,住民と行政の橋渡し役を担います。

空き家をお持ちの方がお持ちの,以下のようなお困りごとに寄り添い,法的整理や行政手続きをサポートするのが行政書士の役割です。

  • 親が亡くなり,実家が空き家になってどうすればよいか分からない
  • 空き家を売りたいのに,名義が祖父のままで手続きが進められない
  • 空き家を地域の子育て支援施設にしたいが,行政手続きが複雑で難しい

空き家問題は単なる不動産の話ではなく,その地域の安全・景観・資産,そして人のつながりに関わる「未来の問題」です。

「あいはら行政書士事務所」は,地域のみなさまに寄り添い,お困りごとの解決をお手伝いしてまいります。空き家に関して少しでも不安や疑問があれば,どうぞお気軽にご相談ください。一緒に,地域の未来を考えていきましょう。

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