最新情報NEWS

定年前から始める,人生後半の趣味づくり(ワタシの場合)

昨日は,定年後の生活を豊かにするための趣味について,自分なりの考え方をお話ししました。今日はその延長として,ワタシ自身の趣味を振り返り,整理してみたいと思います。

ワタシの趣味を一覧にすると,全体的には一人で行うものが多く,複数で楽しむものはわずか三つ。そのうち二つは妻との共通の趣味であり,もし妻以外に一緒に遊んでくれる人がいなくなれば,「孤独な老人」になるリスクもあることに気づきました。

個々の趣味について,いくつかコメントしたと思います。まずはオートバイ。一般的には仲間とツーリングを楽しむ人が多いのですが,ワタシは一人で走る方が好きです。自分のペースで気ままに走れる自由さに加え,複数で走行すると隊列を乱さないように気を遣いすぎて,かえって自分の安全がおろそかになると感じるからです。オートバイは,車と比較し,運転台が高い位置にあるので,車を運転するのとは違う解放感を感じることができます。春や秋に田舎道を一人で走る爽快感は格別です。

次に料理。これは一人で行う趣味ですが,ワタシの場合は少し違います。定期的に妻の友人を招き,「ワタシの料理を食べてもらう会」を開いています。人に食べてもらうことで自然と発表の場ができ,皆さんの「おいしい!」を励みに,さらにおいしい料理を作ろうと工夫する楽しみがあります。ですから,気持ちの上では「複数でやる趣味」に分類しています。

多くの趣味のうちで,妻との共通の趣味もあります。サッカー観戦は地元チーム「ベガルタ仙台」の年間シートを購入し,ホームゲームは夫婦そろって欠かさず応援しています。観客席で一緒に声を張り上げる時間は,生活に活力を与えてくれます。

また,旅行も好きです。旅行については,観光名所を駆け足で巡るよりも,街をのんびり歩いておいしいものを探すスタイル。日常から少し離れ,夫婦で同じ風景を共有する時間は,とても心豊かな体験になっています。

これらの趣味には。それなりに技術が必要なため準備が必要なものもありました。オートバイは49歳で教習所の門をたたき,普通自動二輪免許を取得してスタートしました。料理は40歳頃から少しづつ取り組み,ある程度できるようになってからは,毎年テーマを決めて挑戦してきました。

「今年は中華」「今年はイタリアン」「今年は握りずし」と,ひとつずつ目標を設定することで腕を磨いてきました。やはり趣味として楽しめるだけの技術を身につけるには準備段階が必要です。これらを,もし60歳を過ぎてから始めていたら挫折していたかもしれません。

もちろん,すべてがうまくいったわけではありません。ゴルフは30代の頃,上司に誘われて練習しましたが,どうにも上達せず,少しも楽しさを感じられず,興味もわかなかったのでやめてしまいました。テニスも妻と一緒にスクールに通いましたが,二人ともラリーが続かず,長続きしませんでした。

また,海の美しさに憧れて挑戦したかったダイビングは,タイミングを逃し,60歳を過ぎた今ではライセンスを取るのは難しいと諦めました。さらに,子どもの頃から憧れていた「ナナハン」こと750ccのバイクも,400ccで十分楽しめると感じ,大型免許の取得は断念しました。

こうして振り返ると,熱中して続いているものもあれば,途中で挫折したものもあります。しかし,そのどれもがワタシの人生を彩ってくれた大切な経験です。これからも今ある趣味を大切に育てながら,好奇心を忘れず,新しいことにも挑戦していきたいと思います。人生後半をより豊かにするのは,やはり「楽しむ心」だと感じています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP