「一坪農園」の小さな恵み
今週は全国的にお盆休みの雰囲気ですので,少し肩の力を抜いて,趣味のお話をしたいと思います。
庭の一角に,わずか一坪ほどの小さな菜園があります。そこでは毎年,ミニトマトや枝豆,そしてプリンスメロンを育てています。「メロン?」と聞くと,多くの方が「え,家庭菜園でメロン?」と驚かれます。その反応がちょっと楽しいこともあって,毎年欠かさず植えているのです。マスクメロンはどうも育てるのが難しく,これまで何度挑戦してもうまくいきませんでした。しかし,プリンスメロンは比較的手間が少なく,失敗も少ないようです。5月の連休ごろに苗を畑に植え,丁寧に世話をすれば,ひと株で5~7個ほどの実がなります。それが毎年の楽しみです。
ところが,今年はちょっと違いました。例年通り世話をしていたものの,6月下旬から7月にかけて続いた猛暑の影響で,せっかく着果した実が腐ってしまうこともあり,結局,収穫できたのはわずか2個。少し残念な結果です。
メロンの実は完熟して自然に落ちるまで待ってから収穫します。今朝,その2個の実が畑に落ちているのを見つけ,収穫してきました。ひとつは直径15センチほどの大玉,もうひとつは標準サイズ。どちらも香り豊かに熟していて,部屋に置いておくと部屋中に甘い匂いが広がりました。あとは冷蔵庫でじっくり冷やし,自然の恵みを味わうつもりです。
一坪ほどの小さな畑ですが,春先に植えた苗が伸び,花を咲かせ,実を結ぶまでの過程は,何度経験しても面白く,感動します。今年はメロンが少なかったものの,ミニトマトと枝豆は豊作でした。特に,収穫してすぐに蒸して食べる枝豆は格別です。庭いじりをする者だけが味わえる贅沢だと思っています。
ワタシの一坪菜園は,規模こそ小さいですが,土に触れ,育つ様子を見守る時間は心を穏やかにし,収穫は大きな喜びをもたらしてくれます。忙しい日々の中での,ワタシの大切な癒しです。これからも,この小さな菜園を大事にしながら,楽しく続けていこうと思います。



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