コレ,全部ワタシのメガネです
コレ,全部ワタシのメガネです。
並べてみると,なんだか「メガネ展示会」みたいですが,全部ワタシの私物。
左側は,近視・乱視用のメガネ,右は老眼鏡です。
実は,ワタシは生まれつき眼だけはとても良く,視力は両眼とも2.0。人生の大半を,サングラス以外では,メガネに頼ることなく生きてきました。
ところが,50歳を過ぎたあたりから様子が変わってきました。視力は徐々に低下し,今では両眼とも0.7ほど。さらに乱視が進み,ついにメガネのお世話になることになったのです。普段の生活では裸眼でも困ることはほとんどありませんが,テレビの番組表や会議でのスライドの文字等,遠くの文字が裸眼では読みにくくなりました。
車の運転は視力検査でいつも,ギリギリ合格できるため「眼鏡等」の条件はついていませんが,夜間はやはりメガネをかけた方が安心です。大好きなサッカー観戦も,裸眼では選手の顔が区別できず,乱視のせいでボールが三つに見える始末。こうなってはメガネなしでは楽しめません。眼科で処方箋を作ってもらい,人生初のメガネを購入しました。
そして,そこに追い打ちをかけるように,加齢による老眼もやってきました。細かい文字が見えにくくなり,こちらは百均で一番軽い老眼鏡を買って対応しています。
しかし,ここで困った問題が発生しました。これまでの人生,ほとんどメガネなしで生きてきたため,メガネを使う習慣が生活に定着しないのです。必要なときに限って,「あれ,メガネがない!」という事態が頻発します。会議でスライドが見えず,鞄を探しても見つからない。帰宅してテレビの番組表を見ようとしたら周りに眼鏡がない。サッカー場に着いてから忘れたことに気づき,悔しい思いをしたこともあります。夜間運転では,状況によっては事故のリスクすら考えられます。
そこでワタシは一計を案じました。――メガネを「分散配備」する作戦です。
街中の安価な眼鏡店で5,000円程度のメガネを複数購入し,リビング,仕事場,仕事で使う鞄の中,車の中など,必要な場所にあらかじめ配置することにしました。老眼鏡も同様に百均で複数購入し,家や職場のあちこちに置いておきます。結果は大成功。裸眼でも大抵のことはできますが,必要なときには必ず手の届く場所にメガネがある。もう「忘れた!」という悲劇はほとんど起こらなくなりました。
長年,神様から視力2.0という贈り物をもらってきたワタシ。今は少しずつそのプレゼントが期限切れになってきていますが,コレまで,メガネのない,快適な生活を与えていただいたことに感謝し,メガネたちと仲良く暮らしていこうと思います。


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