暑い日には冷たいジャガイモのクリームスープはいかがですか?
仙台では,しばらく暑い日が続いています。そんなとき,ついつい「スタミナをつけなきゃ」と,焼き肉やニラ,ニンニクといった食材に手が伸びがちですが,若い人ならともかく、ワタシのようなアラ環には,ちょっとヘビーに感じることもあります。
そこで,ワタシがおすすめしたいのが,冷たいジャガイモのクリームスープ,いわゆる「ヴィシソワーズ」です。ヴィシソワーズは,フランス発祥のスープで,本来は「ポロネギ」とジャガイモをベースにしたものですが,ワタシはタマネギを使い,アレンジしています。
昨日は休みだったので,「夕食の一品に」と得意のレシピに挑戦しました。
作り方は意外とシンプルで,慣れれば1時間もかかりません。材料はジャガイモ3~4個,玉ねぎ1個,バターひとかけ,牛乳,コンソメ(またはマギーブイヨン),塩こしょうです。
まず,ジャガイモを半月切りまたはいちょう切りにして,電子レンジで2分ほど加熱し,透き通るくらいまで火を通します。玉ねぎは薄切りにし,バターとオリーブオイルで炒めてきつね色になるまでじっくり加熱。炒めた玉ねぎに水を加えて煮立たせ,そこへ加熱したジャガイモとコンソメを入れて30分ほどコトコトと煮込みます。ジャガイモが柔らかくなったら火を止め,フードプロセッサーでなめらかになるまで撹拌します。さらに口当たりを追求するなら裏ごしをしてもよいでしょう。
氷水で粗熱を取って冷蔵庫で冷やしたあと,食べる直前に牛乳を加えて濃度を調整し,塩こしょうで味を整えれば完成です。見た目はシンプルでも,口に入れた瞬間,そのまろやかさと冷たさが,暑さで疲れた心と身体を優しく癒してくれます。
さらに楽しみたい方は,ジャガイモをカボチャや枝豆,ニンジンに変えてみるのも一興です。意外なところでは,栗の甘露煮や天津甘栗を使ってマロンクリームスープに仕立てるのも,秋先取りの風味が楽しめます。少し高級感もあって,特別な日の一品にもぴったりです。
夕食に供した一品は,妻にも好評でした。ワタシだけでなく,料理にあまり縁のないお父さんやオヂさんたちにも,ぜひ試してほしいレシピです。料理が苦手でも,手順通りに作れば失敗は少なく,なにより家族からの「美味しい!」の一言は,とてもうれしいものです。
最後にひとつだけ注意点を。口当たりが良く,いくらでも飲めそうなこのスープですが,ジャガイモは糖質たっぷり。加えて,バターやオリーブオイルも含まれているので,ダイエット中の方はくれぐれも“おかわり”にはご注意ください。
暑い夏を乗り切るために,胃にも身体にも優しい冷たいクリームスープ。今日の献立に加えてみてはいかがでしょうか。

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