令和7年度行政書士試験の受験願書の受付が始まりました
令和7年度の行政書士試験に向けた受験願書の受付が,昨日7月22日より始まりました。行政書士試験の出願は,全国の書店などでも配布されている紙の願書を郵送する従来の方法に加えて,出願から受験料の支払いまでをオンラインで完結できる便利な方法も用意されています。ワタシは受験した2回ともオンラインで出願しました。顔写真はスマートフォンで撮影したものをそのまま使用でき,受験料の支払いもクレジットカードで済みます。出願が受理されるとメールで通知も来るので,非常にスムーズで安心です。いずれの方法で出願するにせよ,今年の受験を考えておられる方は,早めに出願することをオススメします。
当たり前の話ですが,いくら早く出願しても,合格する力がない方は不合格になるでしょうし,ギリギリに出願しても,力のある人は合格します。それでも,ワタシは以下の理由から早めに出願することをオススメしています。
第一に,「出願忘れ」という致命的なミスを防ぐためです。
いくら受験知識があり,準備が整っていたとしても,出願そのものを忘れてしまえば,試験を受けることすらできません。「そんなことするはずがない」と思われるかもしれませんが,人間にはどんなに用心していても「うっかり」がつきものです。だからこそ,出願受付が始まった今,速やかに必要な手続きを済ませてしまい,あとは憂いなく受験勉強に専念するのが最善だとワタシは考えます。ワタシも自分の受験の時は受付開始日の午前中に出願しました。受験番号は4番でした。
第二に,希望の受験会場で試験を受けられなくなる可能性があるからです。
令和7年度の試験では,北海道・宮城県・東京都・山梨県・長野県・大阪府・兵庫県・長崎県・鹿児島県の9つの都道府県で複数の受験会場が設けられる予定です。会場によっては定員が設けられており,定員に達すると他の会場に回されてしまうことがあります。もし「この会場で受けたい」という強い希望があるのであれば,やはり早めに出願するのが安心です。
第三に,「受験番号が若いほど合格率が高い」という傾向があるからです。
この点について誤解がないように申し上げておきますが,受験番号が若いからといって合格基準が甘くなるという意味ではありません。ただ,早く出願する人の多くは「今年こそ合格するぞ」と意気込んでいる,モチベーションの高い受験生だと推測できます。出願情報をいち早くキャッチし,受付初日から行動できる人は,それだけ準備が整っていることの証でもあります。
実際に,ワタシが合格した令和4年度の試験では,いくつかの会場の合格者リストを調べてみたところ,いずれの会場でも「受験番号が若い方が合格率が高い」という傾向が見られました。もちろん全数調査ではなく,統計的に厳密な証明があるわけではありませんが,早めに動く人ほど合格に近い位置にいるという直感は,あながち間違っていないと思います。
これらの理由は,合格の「絶対条件」ではありません。ただ,せっかく一年間真摯な努力を積み重ねてきたのですから,「やるべきことは先に片づけて,勉強に集中する」ことは,合格を引き寄せるための大きな一歩になるはずです。
本試験までは,あと約4ヶ月。これを「まだ4ヶ月ある」と捉えるか,「もう4ヶ月しかない」と感じるかは人それぞれでしょう。しかし,与えられた時間はすべての受験生に平等です。この限られた時間をどう使うかが,明暗を分けます。
今年,行政書士試験の受験を考えている皆さん,ぜひ早めに出願を済ませて,心置きなく試験勉強に集中してください。そして11月の本試験では,日頃の努力を存分に発揮されることを心より願っております。

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