劇的勝利とバランスの大切さ――ベガルタ仙台,J1自動昇格圏へ
ワタシが応援しているサッカーJ2リーグのベガルタ仙台は先週の土曜日,アウェイでジュビロ磐田と対戦しました。試合は終始ジュビロ磐田が押し気味に進めていましたが,ワタシたち仙台サポーターにとって忘れられない劇的な展開となりました。
ジュビロ磐田は,2008年のJ1・J2入れ替え戦で対戦し,惜しくも敗れた因縁の相手です。今回の対戦は,順位争いの直接のライバルであり,直接対決で負ければ順位が逆転する「Six Points Game」でもありました。そのため,いつも以上に応援に力が入りました。
試合は前半,お互いに守備を重視し「相手の良さを消す」ような展開で,シュートチャンスもほとんどありませんでした。仙台が前半に放ったシュートはわずか2本。磐田のホームということもあり,なかなか主導権を握れないまま前半を終えました。
後半に入ると,両チームとも勝ち点3を狙い,より攻撃的な布陣にシフトしていきました。ジュビロは攻撃的な選手を次々と投入し,ベガルタは自陣に押し込まれる時間が続きます。ですから,ワタシは「アウェイゲームだし,今日は引き分けで御の字だな」と思い始めていました。
そんな後半アディショナルタイム,奇跡が起こりました。ジュビロ陣内で得たフリーキックの流れから,チームに加入したばかりのFW小林心選手がこぼれ球をゴールに押し込み,ベガルタが劇的な先制点! そのまま試合は終了し,まさに「望外の勝利」を収めました。
この試合を通じて,ワタシは改めてサッカーが「バランスのスポーツ」であることを実感しました。攻撃に力を入れれば守備が手薄になり,守備を固めれば攻撃が薄くなる。磐田が攻勢を強め,攻撃的選手を次々と投入したことで,ただでなくとも手薄になった守備陣に一瞬の隙と慢心が生まれたのだと思います。どれだけ試合を支配していても,最後の1分で油断すれば結果が覆る――サッカーの面白さと怖さを象徴する試合でした。
この経験から,ワタシは仕事にも通じる大切な気づきを得ました。仕事もサッカーと同じで,全体のバランスが重要です。どんなに準備や進行がうまくいっていても,最後の詰めやお客さまへの配慮を怠れば,すべてが台無しになることがあります。特に,プロジェクトの終盤や成果を出す直前こそ,気を抜かず,全体を見渡しながらバランスよく進めることが大切だと感じました。
また,最後まで諦めずに粘り強く取り組む姿勢が,思わぬ成果につながることもあります。今回の劇的な勝利は,まさにその象徴でした。ワタシも仕事の現場で,どんな状況でも最後まで最善を尽くし,バランスを意識して取り組みたいと強く思いました。
この勝利のおかげで,今週はとても気持ちよく過ごせそうです。J1自動昇格圏の2位に浮上し,後半戦に向けて勢いがつきました。これからもベガルタ仙台を全力で応援しつつ,今回得た気づきを仕事にも生かしていきたいと思います。

コメントを残す