ワタシは，日々の仕事においてデスクトップパソコンを愛用しています。その理由は，キータッチの心地よさはもちろん，同じ性能であればノートパソコンよりもコストパフォーマンスが高く，トラブル時の修理やハードディスク・メモリのカスタマイズもほとんどの場合は自力で行え，かつ容易だからです。しかし，何よりも大きな理由は「大画面モニタを３枚同時に使えること」です。これにより，書類作成や情報収集が格段に効率的になります。

ノートパソコンも持っていますが，外出時の連絡やお客さまへの簡単な説明用のツールという位置づけです。ワタシの仕事の中心は，やはりデスクトップパソコンであり，これがなければ仕事になりません。

これまでワタシは，自宅のパソコンに27インチのモニタを2台，23.8インチのモニタを1台，合計3台を接続して使ってきました。中央のメインモニタではワードやエクセルで書類作成，左側にはインターネットのブラウザ，右側には補足資料やメールソフトを表示させるのが通常のスタイルです。ペーパレス化が進んだ今，資料はメールの添付ファイルで届くことが多くなりました。これらを極力プリントアウトせず，画面上で参照しながら，時にはコピペも駆使して書類を作成しています。これまで，３画面体制のおかげで，非常に快適に作業できていました。

しかし最近，ワタシの目に変化が訪れました。もともと視力には自信があり，60歳近くまで「めがねレス」で過ごしてきたのですが，近視・乱視・老眼が同時に進行し始めたのです。24インチ程度のモニタでは老眼鏡なしでは細かい文字が読めず，27インチでも時々ぼやけるようになりました。遠くを見る時は近視用の眼鏡，近くを見る時は老眼鏡が必要で，眼鏡の掛け替えが頻繁になり，作業効率が著しく低下してしまいました。60歳近くまでめがねレスで過ごしてきた身にとって複数のめがねを使い分けるという作業は予想以上にストレスのある作業となりました。

「メインモニタをもっと大きくしたい」とずっと思いながらも，なかなか踏み出せずにいたある日，閉店セール中の家電量販店で32インチのモニタを格安で見つけました。迷わず購入し，自宅に設置。これまで使っていた23.8インチのモニタは別の場所で活躍してもらうこととして，27インチのモニタを左のサブ画面に，そして32インチのモニタをメインに据えました。

新しい32インチのメインモニタは，これまで小さくて見づらかったワープロやエクセルの文字も，大きくはっきりと映し出してくれます。５インチの差は想像以上に大きく，作業効率が格段にアップしました。これで，より正確かつ迅速に書類を作成できるようになり，お客さまにもさらにご満足いただける仕事を提供できると自負しています。

パソコン環境を自分なりに工夫し，アップグレードしていくことは，仕事の質を高めるためにとても大切だと改めて実感しました。これからも快適な環境づくりを追求し，お客さまに喜ばれる仕事を続けていきたいと思います