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東北電力の株主総会に行ってきました

昨日,6月26日,ワタシが去年までお世話になった東北電力株式会社の第101回定時株主総会が開催されました。

ワタシも在職中,会社の社員持株会で,少ないながらも株を買っていた株主なので,招集通知を片手に総会に出席してきました。

東北電力の株主総会は,以前は旧本店だった電力ビルの中にある大きな「電力ホール」で開催されていたのですが,コロナ騒動以降,総会の規模が縮小し,現在は,東北電力本店の大きな会議室で開催されています。総会は朝10時からの開催なので,少し早めの9時くらいに会場に行き,開会を待ちました。ここは2年前まで何年も通っていた自分の職場。なんとなく実家に「里帰り」をしたような懐かしい気持ちになりましたし,今,社員ではなく、ただの「いち株主」として株主総会に参加している自分も,ちょっとヘンな感じがしました。

一般的な上場会社の株主総会は,事業の変更など特別な決議事項がない限り,「余剰金の処分」と「取締役の選任」の2つくらいしか議案がなく,それほど時間はかからないのが普通です。しかし,東北電力の今年の議案書を見ると,第1号議案から第9号議案まで,なんと9つもの議決事項がありました。このうち6つは株主提案です。東北電力の株主総会では,毎年多くの株主提案がなされ,そのほとんどが「原子力発電反対派」の方々によるものです。

今年も「定款に原子力発電事業からの撤退の章を加える」といった,原子力発電からの撤退を求める複数の株主提案等が行われました。会社の取締役の方々は,こうした質問に一つひとつ丁寧に回答する必要があります。専門的な内容も多いのですが,すべてに淡々と,適切かつ簡潔に答えるのは大変なことだと,毎年ながらに思います。今年も,反対派の方を中心に多数の質問が出されましたが,大きな波乱もなく、2時間強で無事閉会しました。

ワタシは,元々,日本のエネルギーのあり方に興味があり,そのために働きたいと思って東北電力に入社した人間なので,ただの「電力OB」になった今でも会社に対しての熱い思いや期待していることがあります。今となっては,自分ができることはほとんどないのですが,これからも株を持ち続け,心の中で東北電力を応援してゆきたいと考えています。

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