最新情報NEWS

マイナンバーカードはデジタル社会に不可欠なインフラです

ワタシは,マイナンバー制度の推進派です。

個人情報の取り扱いに関して,さまざまな不安が語られることは理解しています。しかし,マイナンバー制度がもたらす利便性や可能性についても,もっと多くの人に知ってもらい,一日も早く,すべての国民に普及してほしいものだと強く思っています。

昨日,2025年6月24日より,iPhoneでマイナンバーカードが利用できるようになりました。これまでAndroid端末では先行して対応が進んでいましたが,ついにiPhoneにも対応したことで,スマートフォンを活用したマイナンバーカードの利便性が一気に広がるものと期待しています。

現時点では,スマホで使えるのは,コンビニでの住民票,戸籍謄本(抄本),印鑑証明書などの取得に使えるのみですが,今後は既に通常のマイナンバーカードでは実現している医療機関でのマイナ保険証利用や,運転免許証との一体化など,さらに幅広い用途が想定されています。ワタシ自身,さっそくiPhoneに設定してみましたが,事前に「マイナポータル」アプリをインストールし,ネットの案内に従って操作すれば,5分ほどで簡単に登録を済ませることができました。将来,スマホ1台で,身分証明や行政関係手続きがすべてできるようになる日が来ることを,心から願っています。

マイナンバーカードについては,根拠の薄い「個人情報流出のリスク」を大きく取り上げ,不安をあおるような言説が一部に見られます。そのため,取得を拒否する人や,高齢者を中心に「難しそう」と感じて手続きを避けてしまう人も少なくありません。しかし実際には,すでに多くの行政手続きがマイナンバーを通じて簡略化されており,利用者,行政双方における負担を大きく減らす効果を発揮しています。

ワタシは,これからの高齢化社会を考えると,マイナンバーカードはむしろ高齢者こそ活用すべき制度だと思います。たとえば,医療や介護,年金などの手続きにおいて,一元的な情報管理がなされれば,本人にとっても,支援する家族や支援者にとっても,大きな負担軽減になります。必要な情報を的確に把握することで,より適切なサービス提供も可能になるのです。

現状では,マイナンバーカードの取得は原則として本人が行わなければならず,代理申請は例外的にしか認められていませんし,手続きが煩雑です。そのため,高齢者や障がいのある方にとっては,取得が困難なケースも多く見受けられます。こうした状況を踏まえると,我々行政書士のような「手続きの専門家」がお手伝いできる仕組みを整備する必要があると感じています。法的な制約はありますが,現実に即した支援体制を検討することも,マイナンバーカード普及の一助になるのではないでしょうか。

マイナンバーカードは,単なる「身分証明書」ではありません。これからの情報化社会において,個人の生活と行政サービスをつなぐ“デジタルの窓口”として,その重要性はますます高まっていくでしょう。ワタシは,マイナンバー制度の可能性を信じ,これからも積極的に活用しながら,その価値を広く伝えていきたいと考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP