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20年ぶりくらいに「完徹」をしました

ワタシが行政書士事務所を開業して,もうすぐ1年が経とうとしています。まだ「駆け出し」の身であり,「仕事が忙しくて大変だ」という,ある意味での喜ばしい状況には至っていません。しかし,ここ数日は珍しく仕事が重なり,さらにプライベートの用事も加わって,予想以上に慌ただしい日々を過ごすことになりました。

そんな中,予定の仕事が終わらず,20年ぶりくらいに「完徹」――つまり徹夜で仕事をする羽目になってしまいました。その日の仕事は,成果物を印刷し,見出しのインデックスを貼り付けて製本するという作業でした。サラリーマン時代には,こうした作業はチームで分担でき,また会社の高性能なプリンタや製本用具を使っていたため,効率よく進めることができました。しかし,独立してからは自宅のプリンタを使い,すべての工程を一人でこなさなければなりません。そのため,10冊分の成果物を仕上げるのに想像以上の時間がかかってしまい,気が付けば夜が明けてしまいました。

この経験を通じて,サラリーマン時代の「協業」のありがたさや,恵まれた作業環境の素晴らしさを改めて痛感しました。独立して自由な働き方を手に入れた一方で,すべてを自分で背負うことの大変さも実感しています。

ワタシは,「24時間闘います!」という言葉を事務所のキャッチフレーズとして使っていますが,まさか,「24時間ぶっ通し」で仕事をすることになるとは思いませんでした。夜が明け,空が白み始める頃にはさすがに意識も朦朧としてきて,久しぶりに栄養ドリンクのお世話になりました。20年ぶりくらいに飲んだ栄養ドリンクは,思いのほかよく効き,頭がクリアになり,なんとか朝6時には作業を終えることができました。

ワタシは20年以上前,同期の友人が急死した経験(毎日,長時間働くのが怖くなった話 | あいはら行政書士事務所)から,無理をして働くことの危険性を痛感しています。それ以来,疲れを感じても安易に栄養ドリンクに頼らず,「疲れたら,無理せず休む」ことを心がけてきました。栄養ドリンクは一時的に体を興奮させて能力を回復させるだけで,根本的な疲労回復にはなりません。むしろ,繰り返し頼ることで体に負担がかかることを知り,極力控えるようにしてきたのです。

今回ばかりはどうしても仕事を終えなければならず,やむを得ず栄養ドリンクに頼りましたが,今後はこのような事態を避けるために,仕事とプライベートのスケジュール管理をより徹底し,無理のない働き方を心がけたいと強く反省しました。

徹夜明けの頭で車を運転するのは危険だと判断し,この日はお客さまへの訪問には地下鉄やタクシーを利用しました。自分だけでなく,周囲の安全にも配慮することの大切さを改めて感じました。

60歳を過ぎての「完徹」は,体に大きな負担がかかることを身をもって実感しました。今後は,健康第一をモットーに,計画的に仕事を進め,無理のないペースで日々を過ごしていきたいと思います。独立して1年,まだまだ試行錯誤の連続ですが,この経験を糧に,よりよい働き方を模索していきたいと考えています。

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