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一坪菜園の楽しみ

ワタシは2002年に今の家を建て,それ以来,ここで暮らしています。庭は「ネコの額」と呼ぶにふさわしいほど小さなスペースですが,その一角に約一坪,畳でいえば二畳ほどの小さな菜園があります。家を建てる時,小さくても畑を作り,家庭菜園を楽しみたいという夢があったので,工務店さんにお願いし,黒土を入れて菜園を作ってもらいました。それ以来,ワタシのささやかな菜園ライフが始まりました。

この一坪の菜園で育てている野菜は,ミニトマト,万願寺とうがらし,枝豆,ズッキーニ,パセリ,パクチーなど様々です。数年前からは新しい試みとしてプリンスメロンの栽培も始めました。毎年2月になると畑を耕し,石灰や基礎となる肥料を入れて土の質を整えます。そして5月の連休ごろに苗を植えるのが恒例です。

ズッキーニなどの外来野菜は土の養分をたくさん吸い上げるので,同じ場所で続けて育てると育ちが悪くなります。そのため,毎年苗を植える場所を少しずつ変えて,連作障害を避けるよう心がけています。見た目を気にする必要がないので,除草剤や農薬は一切使いません。草むしりは確かに大変ですが,手作りの野菜の美味しさを思えば,まったく苦になりません。

夏になると,いよいよ収穫の季節です。もぎたてのミニトマトの瑞々しさは格別で,夕方に収穫してすぐにせいろで蒸し上げた枝豆の美味しさは,市販品では味わえない贅沢です。おそるおそる始めたプリンスメロンも,今では毎年15個ほど収穫できるようになり,甘い果実を楽しんでいます。

たった一坪の菜園でも,耕すのはなかなか大変です。そのたびに,農家の方々のご苦労はいかばかりかと,しみじみ思います。しかし,ワタシにとってこの手作りの菜園は,日々の大きな楽しみです。自分の手で土を耕し,苗を植え,水をやり,草を抜き,そして収穫の喜びを味わう――そのすべてが,ワタシの暮らしを豊かにしてくれます。

今年も,連休に苗を植え,今はせっせと水やりに励む日々です。収穫の時期が今から待ち遠しくてなりません。手作りの野菜を育てる楽しみは,ワタシにとってかけがえのない日々の喜びです。

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