飲酒運転を防止するための方法~Widmark法の活用~
昨日、飲酒運転という犯罪行為への憎しみについて書きました。そして今日は、憎むだけでなく、自分自身が絶対に飲酒運転をしないために、ワタシが普段から実践していることを紹介します。
ワタシは飲酒運転を憎んでいますが、お酒は大好きです。それだけに、大好きなお酒が引き起こす飲酒運転やそれに伴う事故だけは絶対に防ぎたいという強い気持ちがあります。幸い、ワタシはお酒にそれほど強くなく、飲酒後はすぐに眠くなってしまうため、飲酒直後の運転はほぼ不可能です。しかし、心配なのは「飲んだ翌朝」です。前日のアルコールが体内に残ったまま運転してしまい、気付かずに飲酒運転や酒気帯び運転になってしまうリスクがあるのです。
この「うっかり飲酒運転」を防ぐために、ワタシは翌朝運転する予定がある場合、運転する時間から逆算して「飲んでも問題ないお酒の量」を計算し、それ以上は絶対に飲まないようにしています。その際に活用しているのが「Widmark法(ウィドマーク法)」です。
Widmark法は、ドイツの法医学者ウィドマークによって考案された計算方法で、体重・飲酒量・飲酒後の経過時間から血中アルコール濃度を推定するものです。この方法は現在も警察や司法の現場で活用されており、信頼性の高い計算式として知られています。
Widmark法の基本的な考え方は、「摂取したアルコールが体内の水分に均等に分布し、時間とともに一定の割合で分解されていく」というものです。計算式はやや複雑ですが、インターネット上には数値を入力するだけで目安を算出してくれる便利なサイトもあります。
Widmark法を使えば、自分の体重や飲むお酒の量、運転までの時間から「どれくらい飲んでも大丈夫か」を科学的に把握できます。ただし、アルコールの分解速度には個人差がありますので、あくまで目安として活用し、自分の体質や体調も考慮して、さらに余裕を持った行動を心がけることが大切です。
また、アルコールチェッカーを活用して、実際に自分の体内アルコール濃度を測定することもおすすめです。数値で「アルコールゼロ」を確認してから運転することで、より安心して行動できます。
Widmark法やアルコールチェッカーを活用することで、「ここまでは大丈夫」というギリギリの判断ではなく、必ず余裕を持った飲酒を心がけることができます。特に翌朝の運転前には、必ずアルコールチェッカーで「ゼロ」を確認することを忘れないようにしています。
お酒を闇雲に我慢するのではなく、科学的根拠に基づいた正しい方法で自分の適正な飲酒量を把握し、それを守ることが、飲酒運転を防止する一番の近道だとワタシは考えています。
この方法が、皆さんの安全なカーライフと、社会全体の飲酒運転撲滅に少しでも役立つことを願っています。

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