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No Dog, No Life!!

物心ついたときから、我が家にはいつも犬がいました。

学生時代に東京で一人暮らしをしていたときや、就職して独身寮で暮らしていたときも、実家には犬がいて、帰省するたびにちぎれんばかりに尻尾を振り,温かく迎えてくれました。

結婚して7年目に念願のマイホームを建て、自分の犬を迎えることができました。迎えたのは、会社の上司に紹介してもらった柴犬の女の子です。新しい家族として我が家にやってきました。

作家の村上春樹さんはエッセイの中で「ネコには『あたり』と『スカ』がいる」と書いていますが、うちに来た柴犬は間違いなく「あたり」でした。

プチと名付けたこの犬は、とても人懐っこく、無駄吠えもせず、散歩中に他の犬とすれ違っても「華麗にスルー」してくれる優等生というか自慢の犬でした。家の中でもいつも一緒にいてくれ、ときには甘えてきます。私が嫌なことがあって犬に話しかけると、悲しそうな顔をして顔をペロペロと舐めて慰めてくれる、本当に優しい犬でした。食事をしていると、控えめに私の隣にちょこんと座り、「ねぇ、ちょうだい?」と甘えてくる仕草もとてもかわいかったです。私にとっては「親友」とも呼べる存在で、家に迎えてから19年間、ずっと一緒に過ごしてくれました。虹の橋を渡る前日まで元気に過ごし、静かに旅立っていきました。

愛犬が旅立ったあとは本当に悲しく、数日は「もう犬は飼うまい」と思っていましたが、1週間も経つと犬のいない暮らしに耐えられなくなり、新たな犬を迎えることにしました。旅立った愛犬には「薄情者」と言われそうですが、犬のいない生活は寂しくてどうしても我慢できなかったのです。

新しく迎えたのも、柴犬の女の子でした。「柴犬の子が生まれた」と紹介されたブリーダーを訪ねたとき、まず生後50日ほどのかわいらしい柴犬を見せてもらいました。しかし、私の目に飛び込んできたのは、生後3ヶ月を過ぎても引き取り手が決まらず、ケージに独りぽつんと残された柴犬でした。なぜこの子が残っていたのか尋ねると、「ちょっと臆病で、買い主が見つからなかった」と言われました。その姿がなんとも愛らしく、呼びかけると一直線に走ってきて抱きついてきたとき,ブリーダーさんは「この犬が呼ばれて,こんな風に飛びついていったのはアンタが初めてだ」と驚き,その話を聞いた瞬間,ワタシは「この子を家族にしよう」と決心しました。

新しい家族にも先代と同じ「プチ」という名前をつけ、一緒に暮らしています。二代目のプチは臆病な性格で、来客があるとしばらく落ち着くまでは吠えたり、散歩中に他の犬とすれ違うと威嚇したりと困った一面もありますが(そういう意味では村上春樹の言う「参ったね、スカだよ!」的側面があります)、家の中では本当に甘えん坊で、私や妻にべったりとくっついて離れようとしません。冬の寒い時期には布団の中にも潜り込んで、人間みたいにお腹を上にして寝ています。

今では、かけがえのない家族であり、我が家の「センター」です。これからも犬のいる心安らぐ暮らしを続けていきたいと思います。

No Dog, No Life!! です。

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