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ワタシの車は、実は、ワタシの車ではなかった!?

~車の名義にまつわる、ちょっと怖い体験談~

今週、ワタシは車の登録に関する仕事をしていました。その際、ふとした疑問から自分の車の車検証を確認したところ、驚くべき事実に気がついたのです。なんと、2台所有している車のうち,1台の「所有者」が、ワタシではなくディーラーのままになっていたのです。

車を購入する際、ローンや残価設定クレジットを利用すると、支払いが終わるまで所有者はディーラーになるのが一般的です。しかし、ワタシの場合はすでに代金を完済していたにもかかわらず、名義変更がなされていませんでした。

この車は、秋田への単身赴任時に「期間限定で使うつもり」で購入したものでした。とても良い車で、気に入ったため,単身赴任が終わった後もそのまま使い続け、残金も支払い終えたので、自分の所有になったとばかり思い込んでいました。お金を払った時点で名義も自動的に書き換えられていると信じて疑わなかったのです。しかし、実際には名義変更の手続きが行われておらず、ディーラー名義のままだったというわけです。

ワタシは「行政書士」という法律を生業にしている身ですので、こうした基本的な確認を怠ったことは「痛恨のミス」でした。心から反省し、昨日慌てて名義変更の手続きを済ませてきました。

ワタシの妻は損害保険会社で車の事故受付の仕事をしているのですが、彼女の話によると、ローン完済後も名義がディーラーのままになっている車は意外と多いそうです。ワタシがディーラーに問い合わせた際も、「ああ、そうですか、自分の名義になさいますか?」「じゃあ、書類をすぐ作ります」とお詫びの言葉もありません。あまりにも軽い対応に驚きました。こんなに簡単に済む話なのに、なぜ放置されていたのかと、呆れるやら驚くやら言葉がありませんでした。

さらに怖いのは、ディーラーが倒産した場合です。名義がディーラーのままだと、その車はディーラーの資産とみなされ、債権者に差し押さえられてしまう危険性があります。大手自動車メーカーの倒産は考えにくいですが、ディーラーの倒産は十分にあり得る話です。

「当然こうなっているだろう」という思い込みは本当に危険だと、今回の件で痛感しました。車をローンで購入された方は、ぜひ一度ご自身の車検証を確認してみてください。特に軽自動車の場合は、名義の取り扱いが普通車と異なる部分もあるため、より注意が必要です。

ちょっとした確認は、大きなトラブルを防ぐ第一歩です

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