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コスモス宮城支部の研修会に参加しました

先日,「公益社団法人コスモス後見サポートセンター」宮城支部の研修会に参加してきました。

コスモス後見サポートセンター(以下「コスモス」といいます)は,2010年8月に日本行政書士会連合会の主導で設立され,2023年4月に公益社団法人として認定された団体です。高齢者や障がい者の方々が,自らの意思に基づき,安心してその人らしい自立した生活を送れるよう,財産管理や身上保護を通じて支援し,権利の擁護と福祉の増進,個人の尊厳の保持を目的としています。

行政書士が成年後見人や任意後見人として活動するためには,原則としてコスモスへの入会が必要です。会員は,入会前や入会後も随時に研修を受けて専門性を高めるとともに,不正防止のために年4回(3ヶ月ごと)の業務報告が義務付けられています。その内容は本部で確認され,必要に応じて指導が行われます。また,万が一の不正事案に備えて,会員は成年後見賠償責任保険への加入も義務付けられています。

今回の宮城支部の研修会も,会員が1年間で一定の研修を受講するという義務の一環として行われたものです。研修内容は,一般の方に成年後見制度の概要を分かりやすく説明するための資料を使い,効果的なプレゼンテーション方法をグループ討議し,グループごとに代表者が発表するというものでした。全員が順番にプレゼンに挑戦するスタイルで,参加者同士の学び合いの場となりました。

参加者の中には,実務経験が豊富なベテランの方もいれば,私のように昨年入会したばかりの新人もいます。経験や技量はさまざまですが,皆さんが熱心に取り組み,とても有意義な研修だったと思います。

私も任意後見に関する資料1枚についてプレゼンを行いました。サラリーマン時代からお客さま相手にプレゼンをする機会は多く,後見業務も多少経験していたため,割と自信を持って臨んだつもりでした、実際,プレゼンの出来もまずまずだったと思います。しかし,実務経験豊富なベテランの先生方のプレゼンは本当に素晴らしく,豊富な経験に裏打ちされた厚みと説得力に圧倒されました。自分のプレゼンがいかに薄っぺらだったかを痛感させられる場面でもありました。

やはり,豊富な経験に裏打ちされたホンモノの実力には簡単には太刀打ちできません。今後はより多くの実務を経験し,私も先輩方のような実力を身につけていきたいと強く感じた研修会でした。皆さまに信頼していただく行政書士を目指し,これからも精進してまいります。このような学びの機会を作っていただいたコスモス事務局の皆さまには感謝感謝です。

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