AIにブログを推敲してもらうとどうなるか?
いつもブログをご覧いただいている方はお気づきかもしれませんが,先週からブログ作成にAIを活用するようになりました。ベースとなる文章はこれまで通りワタシが書いていますが,その後,AIに推敲してもらっています。利用しているのは,生成AIの代表格である「ChatGPT」,Microsoft系の「Copilot」,そしてソフトバンク系の「Perplexity」の3種類です。
まず自分でブログを書き上げ,それぞれのAIに「以下の文章を推敲してください」と入力し,原稿を貼り付けます。すると,10秒ほどで新しい文章が出来上がります。
原文とAIが推敲した文章を見比べると,その仕上がりの美しさに驚かされます。50点だった文章が,70点ほどの完成度に引き上げられる感覚です。冗長な表現が簡潔になり,より分かりやすく,読みやすい文章に生まれ変わります。また,「なるほど,こんな表現もあるのか」と感心させられることも多く,文章を書くスキルが一段と向上したような気がします。もちろん,誤字や脱字もきれいに修正してくれます。
AI,なかなかやります。まとめ方にはそれぞれ個性があり,三者三様の仕上がりになりますが,時には3つのAIが同じ表現に修正することもあります。こうした場合,「これが日本語として正しい表現なのかな?」と感じます。
3つのAIの中で,最も私の好みに合うのはPerplexityです。Copilotは無難で優等生的な推敲が多く,ChatGPTは時々方向性がズレる大胆な推敲をしてくることもあります。
一方で,課題もあります。こちらが意図的に強調したり,少し尖らせた表現は,ほとんどの場合,無難な表現に置き換えられてしまいます。サラリーマン時代,減点主義の上司に独自の表現を「こんなのはダメ!」と理不尽に修正された時の気分に少し似ています。せっかくの90点のエッジを効かせた文章が,70点の平凡な文章に書き換えられてしまうような感覚です。
このような理由から,私はAIにブログの作成を「丸投げ」することはありません。原文とAIが推敲した文章を見比べ,良い部分を取り入れて自分なりの文章に仕上げています。この方法なら,AIをうまく活用しつつ,仕事の質を向上させることができると思います。さらに活用法を研究し,より効果的に使いこなしていきたいと考えています(もちろん、この文章も一度AIに推敲してもらっています。Perplexityの推敲をベースに、ワタシがもう一度手を加えました)。

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