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大阪・関西万博が開幕しました

大阪・関西万博が開幕しました。「いのち輝く未来社会のデザイン」をメインテーマに会期は10月13日迄の184日間,12日土曜日には天皇陛下,石破首相も臨席され開会式が行われ,翌13日にはいよいよ一般公開も始まりました。ブルーインパルスの飛行が中止になったのは残念でしたが,テレビは万博一色となり,会場のバビリオン,グルメ情報などが次々と紹介され,開幕を実感します。

ワタシのようなアラ環世代にとって万博というと「こんにちは~こんにちは~」で始まる万博テーマソング「世界の国からこんにちは」(https://www.youtube.com/watch?v=SivA91WU7Qw)と万博のシンボル「太陽の塔」が頭をよぎるのですが,今回の公式テーマソングは男性デュオ「コブクロ」の「この地球(ほし)の続きを」。現代にマッチしたとても良い曲だと思います。

会場は木製の巨大な「木の回廊」を中心にレイアウトされたコンパクトな作り。大阪や関西とは異なり,ここ仙台では,これまで万博が話題になることはあまりなく,持ち得ている情報は少ないのですが,「いざ開幕!」となると多くの情報がシャワーのように一気に浴びせられる感じで,リアリティーが高まってきました。開催の地がこれから「酷暑を迎える大阪」であるということが少しだけ気になるのですが,以前のこのような博覧会と違い,パビリオンへの入館についても予約制を採用するなど,長時間並ばなくても良い工夫がされているようなので,多くの人が集まるお祭りになるといいなと思います。

宮城県では気仙沼市が,中学生の修学旅行先を今年に限り,通常の「首都圏2泊3日」から「関西3泊4日」に変更し市内の全中学生に万博を経験させることを決定しました。費用が増えることによる家計の負担を軽減すべく,市が旅行費用の補助を行った上で実施するようですが,このような「一生に一度」ともいえる国際的なイベントに,感性豊かな子供達を参加させることは一生の思い出になりますし,そのあとの子供達の夢や希望にも良い影響を与えるかもしれないので,とても良いことだと思います。気仙沼市長の英断に敬意を表すとともに,宮城県内の他の自治体の首長さんも後に続いていただけないものかと思います。

一方で,万博には厳しい見方をする方々もいます。吉村大阪府知事の「子供達を百万人招待する」とのせっかくの提案に対し,いいがかりをつけ反対する動きもありましたが,地元で開催されるせっかくの行事へ子供達を招待することに反発するお考えはよく理解できません。また,東京オリンピックの時と同じように,開催中止を主張される動きもありました。オリンピックとか万博というのは,いわば「国としての世界への公約・お約束」なわけで,一旦開催することを決めた以上,多少の負担増などを理由に軽はずみに中止した場合には,「日本は世界中の信頼を失う」ことになるということを自覚するべきだと思います。また「万博にお金を浪費するならその分福祉を充実させよ」などと主張される方もおられますが,国や地方自治体の財政というのは,「何かひとつに予算を集中させれば良い」というものではなく,限られた財源を適切に配分し多くの国民,住民がそのメリットを享受できる,バランスの取れたものであることが必要であり,前述のような「万博にお金を浪費するならその分福祉を充実させよ」といったご主張は,近視眼的というか非常に独りよがりな子供じみた主張であり,多くの方に受け入れてもらうのは難しいと思います。兎にも角にも万博が開幕しました。財政的に許せば,ワタシも是非行きたいです。

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