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そして合格発表!

日々,不安と戦いながら過ごした本当に長い2ヶ月がようやく終わり,平成5年1月25日,合格発表の日を迎えました。結果が合格でも,不合格でも取り乱した姿を職場の人たちには見せたくなかったので,この日は会社を休み,社宅でひとり,運命の時を待ちました。合格発表は,早いと9時くらいにはネットで確認することができるのですが,当然のことですが、受験生が殺到し,発表直後はなかなかつながりません。去年もつながらず,イライラした(しかも落ちた)ので,前の晩は「寝酒」と称して酒をたくさん飲み,この日は朝寝をし,10時くらいに起きてネットを確認しました。ネットはすぐにつながり,宮城県の合格者を開くと,そこにはワタシの受験番号「0720004」が確かにありました。

後に送られてきた成績をみると,ワタシの得点は192点。マークシート部分の得点は自己採点と同じ150点。あれだけ気を揉んだ記述問題の得点は予備校の採点より10点低い42点でした。こちらとしては「完璧に書けた!」と思った答案も,目論見よりも2割くらい減点されていたわけで「ツメが甘い」と反省しました。

合格発表後,真っ先に妻に電話をし,合格を伝えました。この2年,勉強優先の暮らしを許してくれ,毎日の食事の支度、試験時間を優先した変則的な毎日のスケジュールの中での健康管理など,日々の暮らしを献身的に支えてくれ、単身赴任の厳しい家計の中で,教材や,模擬試験受験料,交通費など様々な出費を許してくれた妻には,本当に感謝の言葉しかありませんでした。そしてこれまでの受験勉強の日々が,頭をよぎりました。もともとは,単身赴任の時間を潰すために始めた受験勉強なので,受験勉強をすることが「つらい」と思ったことはありませんでしたが,初めて学ぶ法律は,なかなか理解できず,勉強がはかどらなかったときはイラつき,時には勉強を投げ出すなど,慣れない法律との格闘は本当につらかったです。試験に合格できたことはもちろんうれしいですが,それ以上に自分に負けることなく一つのことを成し遂げることができたことをとてもうれしく思いました。

1年目の失敗を踏まえ,2年目の受験勉強は,きちんと計画を立て,定期的にPDCAを繰り返すという,それまでサラリーマン時代に行ってきたビジネスプロジェクトを遂行するような形で受験勉強を進めることができ,それが的確に実行できた末の合格だったと思っています。自分を実験台にした「行政書士試験合格プロジェクト」が無事に完遂できたことは本当にうれしかったです。

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