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~愛する人への最後のラブレター~「エンディングノート」で感謝の気持ちを その2

それでは,エンディングノートはどのように作ってゆけば良いのでしょうか。

  

1.エンディングノートに書いておいた方が良い事項

①個人情報:氏名、生年月日、住所など

②財産関係:預金、不動産、保険など

③医療・介護の希望:延命治療の意思、介護の希望など

④葬儀・お墓の希望:葬儀の形式、お墓の場所など

⑤自宅に残された家具,食器,趣味のもの,パソコンなどの処分方法

⑥遺言:財産の分配、相続に関する希望

⑦家族や友人への感謝のメッセージ

などがあります。

   

2.エンディングノートを作る事のメリット

エンディングノートを作ることにより以下のようなメリットがあります。

①家族の負担軽減:死後の事務手続きや終末医療の判断など、残された家族の負担を大幅に軽減できます。

②自己理解の促進:現在の資産状況や人生の振り返りを通じて、自分自身をより深く理解することができます。

③不安の解消:漠然とした不安が文字として明確化され、心配事が軽減されます。

④脳の活性化:文章を書く行為が脳の様々な機能を刺激し、老化防止と集中力向上に役立ちます。

⑤自分の人生の振り返り:人生経験を振り返ることで、自分の人生に対する感謝と誇りが芽生えます。

⑥価値観の明確化:残りの人生をどう生きたいかを考えることで、優先すべきことが明確になります。

⑦健康意識の向上:今後やりたいことを考えることで、健康でいたいという意識が高まります。

⑧活動的な生活:万が一の備えができることで、現在をより積極的に楽しむ姿勢が生まれます。

このように考えますと,エンディングノートは単なる終活ツールではなく、より充実した前向きの人生を送るための有効なツールにもなり得るといえます。

  

3.作成は健康で,判断能力があるうちに!

作成にあたっては,ご自身が,健康で判断能力があるうちに,よく考え,時間をかけて作成することが大切です。また,自分の自薦を振り返り,今後どのように生きてゆくかということは,とても一晩や二晩で書き切れるものではありません。時間をかけて,少しづつ考え,記してゆくのが良いと思います,その際,以下のようなことに留意されると良いでしょう。

①できるだけ,早めに始める:健康なうちから,少しずつ書き始めることをおすすめします。

②事情が変わったら更新する:歳を取るにつれ,自分を巡る状況,希望することは変わってゆくものですからエンディングノートに記した内容は,随時見直し更新してゆくのが良いでしょう。

③書くのはエンピツかシャープペンで:前述の通り,エンディングノートに書かれている希望などは変わってゆくのが普通です。いつでも修正できるよう,エンピツと消しゴム片手に思いを巡らせながら作ってゆくのが良いと思います。

④保管場所の共有:万が一に備え,家族には保管場所を知らせておきましょう

⑤強制されるものではないので自分のペースで無理なく行う:書くことを義務だと思わず,少しづつ自分のペースで書いてゆきましょう。

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