次年度の合格に向けて その2(行政法,民法)
次は行政法と民法です。
今回の試験結果でもっとも思わしくなかったのが,この2つの科目であり,これらの科目の克服なしで合格はあり得ないことがよくわかりました。
いずれの科目も不出来でしたが,実際,本試験に挑戦した結果で,その不出来の理由は民法と行政法では大きく異なると感じていました。
まず行政法については,行政手続法,行政不服審査法,行政事件訴訟法,地方自治法など出題される法令の構造,目的などは概ね理解ができていました。ただ,学習量が不十分で,細かい知識が定着せず,たとえば「義務付けの訴え」の類型や要件と「仮の義務付け」の時のそれの違いなどを細かい知識を問われた場合に正確に答えることができませんでした。このため,試験対策としては,過去問を学習しながらテキストを辞書代わりに使用し「○○の時は××」的に都度確認し知識の充実と定着を図り正確に解答できるようすることを目指すことにしました。とにかく「確実性を高めよう」って思いました。
一方,民法は,この1年,大きな考え方やフレームが理解できていないことがわかりました。要は民法というものが全くわかっていないのです。多少はわかったつもりでいたのですが、完全な落第です。
そこで,フォーサイトの講義をもう一度イチからすべて視聴することにしました。ゼロからの再スタートです。また,民法の「基礎体力」をしっかり作るという観点から公務員試験の受験対策などで定評のある基本問題集を新たに学習することにしました。学習に用いた公務員試験「新スーパー過去問ゼミ民法」(通称スー民,2分冊)は解説が非常に充実した問題集で,答がわからないときには解説を熟読して理解するという学習を継続し問題を何度も繰り返すことにしました(結果的に5回以上繰り返しました)。

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