その他の科目の学習について
これまで,憲法,民法,行政法の学習について書いてきましたが,残りの科目についての学習について書いてゆきます。
(1)基礎法学
基礎法学とは,行政書士試験のはじめの2問。「憲法」などの個別の法律の知識を問う問題ではなく,法学全般に共通する基本的な考え方や知識が問われます。過去問を見ると2問中1問はなんとなく正解が導けそうな問題,もう1問はどうにもわからない難問が出題される傾向にあります。出題数2問に対し,出題範囲が膨大で,効率的ではないので,私は過去問を繰り返す以外の対策は一切取らないことにしました。「1問とれたら御の字,2問とも不正解でも仕方ない」というスタンスです。ただ,行政書士試験の勉強を始めるとき「法律というモノの基本的考えを理解したい」と考え吉田利宏著「元法制局キャリアが教える法律を読む技術・学ぶ技術」という本を一読したのですが,法律というモノを考える頭が養われ有効だったと思います。この本は前述の「99日間で・・・・」で紹介されている,おすすめ本でしたが,法律を勉強する上ではじめに読んでおいた方が良い本だと思います。
(2)商法
行政書士試験の商法は,商法から1問,会社法から4問の出題がなされます。商法とは,商売を行う上での商人間の取り決めですが,条文数が多く,非常に難解な上,行政書士試験では1問しか出題されないので,ワタシは「捨て科目」として講義を聴いて過去問を学習する以外一切勉強をしませんでした。また,会社法については講義を聴いたところ,これまでのサラリーマン時代の知識で十分対応できたので,一通り講義を聴いた後は,ひたすら過去問を解いていました。私は,商法については5問中2~3問正解できれば十分と考えていたので,これで良かったと思います。
(3)一般知識
一般知識については,前述の通り,あまり対策の取りようがないので,個人情報保護法の対策をすることと,文章理解の問題演習をすること以外は何もやりませんでした。私の場合,それで十分でした。
これで,各科目の1回目の学習を終えました。当初の予定より大幅に遅れ,この時点で7月に入っていました。

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