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特定行政書士になりました

11月中旬,令和6年度の「特定行政書士法定研修」修了者が公表され,無事,特定行政書士の仲間入りすることができました。

特定行政書士というのは通常の行政書士の業務に加え,官公署に提出する書類に係る許認可等に関する行政不服申し立ての手続きの代理業務を行えるようになる資格です。ワタシは主に家族法(相続,遺言)を中心に仕事をする行政書士なので,特定行政書士という資格が役に立つチャンスはあまりないのですが,せっかく資格を取得できる機会があるなら挑戦しておいて損はないと思い,取得を目指して準備してきたものです。

この資格を取得するためには,日本行政書士連合会が年に一度実施する約20時間の「特定行政書士法定研修」を受講し,受講後,考査(=試験)を受験し,修了(=合格)する必要があります。考査の合格率は受験者の6割強で決して低くはありませんが,受験者は全員が行政書士であり,法律について,それなりのリテラシーを持っていることを考えると,決して侮れない試験です。また,法定研修受講には受講料約8万円が必要であり,家計・財政的にもハードルの高い試験でもあります。

まず,第一の難関は法定研修でした。この研修の受講は,最後の考査を受験するために必須条件ですが,インターネット経由で配信される18コマの授業を独りで視聴するのはなかなかにつらかったです。講師を務められるのは,この世界では有名な学者や,役所の方々,弁護士の先生方なのですが,これらの方の講義というのは,非常に難しく,受講すると頭がヘトヘトになりました。また,わからない内容が延々と続くと,自ずとまぶたが重くなりとても難儀しました。結局,法定講習だけでは,合格にはほど遠く,参考書を買い,宮城県行政書士会が開催してくれた「必勝講義」にも参加し一生懸命勉強しました。10月20日に実施された考査は予想していた以上に難しく,「ひょっとしたら不合格かも?」という出来だったので,修了者の公表までは悶々とした日々を過ごしました。ですから,修了者に自分の受験番号があったときは本当にうれしかったです。公表日に考査問題の解答も公表されておりましたので,自己採点したところ,予想していたよりもかなり良い点がとれていました。法定講習を受講した後の約2ヶ月,必死で勉強した成果が実り,とてもうれしいです。

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